甲賀三郎｢盲目の目撃者」読了。江戸川乱歩と人気を二分した戦前の本格派推理作家の表題作を含む中編3作を収録。実は甲賀三郎作品を読むのは始めてでした。サスペンス色の強い作風なのですね。それと国内作品というより海外の作品の様な印象を受けました。｢隠れた手」の序盤を読みながら→ #v読 pic.x.com/XRjsD2Omu9

高橋杉雄氏の｢SFアニメと戦争」読了。大のアニメファンの現代軍事戦略を専門とする国際政治学者である著者が❬SFアニメで描かれている戦争について国際政治学における安全保障の視点から分析を行った❭もの。面白かったです。取り上げられている作品に関して私は未視聴の作品も多いのですが→ #v読 pic.x.com/UvRvzEw3yh

小宮山功一朗・小泉悠｢サイバースペースの地政学」読了。サイバーセキュリティと軍事の専門家両氏がよるサイバースペースの一部分である物理的なインフラに着目して書かれた内容。私自身疎い分野の内容でしたが非常にわかりやすく、また興味を引かれる内容でした。サイバースペースは→ #v読 pic.x.com/dK3l6KaCCN

落合祐輔氏の｢雨のちギャル、ときどき恋。」読了。雨の日に、家の前に座りこんでいた見知らぬギャルは、疎遠になっていた義理の姪。共同生活をおくる事になった叔父との同棲ストーリー…面白かったです。ラノベとしては珍しい(私が読んでいないだけかもですが)家族をテーマにした物語。そして→ #v読 pic.x.com/oG6zrdYeeT

小川隆行・ウマフリ｢アイドルホース列伝 超 1949-2024」読了。1949年の戦後間もない時期から現役の競争馬まで156頭を取り上げた1冊。G1馬だけではなく、個性派や名バイプレーヤーまで(私はこの言葉を悪い意味には捉えていません)。これまでのシリーズと同様、各執筆者から見たその馬の姿→ #v読 pic.x.com/MKTGj8C7IJ

新名一仁・徳永和喜氏の｢島津氏 鎌倉時代から続く名門のしたたかな戦略」読了。鎌倉時代から九州南部を支配し今も続く島津氏の通史。面白く勉強になりました。私の島津氏に対しての知識や興味はやはり戦国期或いは幕末明治維新期に偏っていましたので、開祖、島津忠久は勿論、鎌倉・南北朝→ #v読 pic.x.com/faoqksdlma

瀬橋ゆか氏の｢放課後、星空喫茶で謎解き遊びを」読了。私の大好物よ青春小説であり、見事な日常の謎ミステリ。高校の同級生、桐山涼から放課後に❬日常の謎を見つけて紐解く団体－星空探偵❭に誘われる。その拠点はプラネタリウムと喫茶店を融合させた星空喫茶。学校や身近で起こる謎と→ #v読 pic.x.com/7vbgsfnn2k

エヴァ・パワシュ=ルトコフスカ、アンジェイ・タデウシュ・ロメル｢増補改定 日本・ポーランド関係史1904-1945」読了。日本とポーランドの政治史・軍事史を中心とした関係を描いた1冊。日本・ポーランドが非公式に政治的関係を結んだ1904年から1945年の太平洋戦争終結までの内容。→ #v読 pic.x.com/iontdu8pyp

野中春樹氏の｢嫉妬探偵の蛇谷さん」読了。小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作品。ラブコメであり、青春小説であり見事な日常の謎系ミステリ作品。❬推理で悪者を追い詰め、最後には情報を吐き出させる－謎解きは知的な拷問なの❭と宣う、嫉妬を行動原理とする蛇谷先輩…こな探偵役としての→ #v読 pic.x.com/jtsypssvc3

マイケル・ボンド｢パンプルムース氏のおすすめ料理」読了。｢くまのパディントン」の作者によるミステリ。ドタバタコメディ感が強く思わず笑ってしまう場面も多数。ミステリ要素も絡めて楽しく読める作品でした。元パリ警視庁刑事のグルメガイドブックの覆面調査員パンプルムースと→ #v読 pic.x.com/hytv0tqnsx

レックス・スタウト｢料理長が多すぎる」読了。巨漢の美食家探偵ネロ・ウルフ シリーズの1冊。ようやく読む事が出来ました。スタウトの作品も初めて読みました。世界各地から集められた有名料理人たち。そのうちの一人が刺殺され…ミステリと共に料理に関する話題も多く語られます。→ #v読 pic.x.com/sitfqbs9b2

張國立氏の｢炒飯狙撃手」読了。以前TLで話題になっていてタイトルから気になっていた作品。手を出して大正解。これは面白い。帯の紹介文の通り謀略スリラー。更にはハードボイルド、警察小説でもあると思います。イタリアの炒飯店の店主で潜伏工作員でもある小艾は標的の暗殺に成功するも→ #v読 pic.x.com/88j5iubq7r

原田伸男氏の｢日本料理史」読了。紹介文にある通り❬日本の食文化を網羅する通史❭。日本食がどのように生まれ、現在の姿になったのか。旧石器時代から現代まで。面白かったです。私が日本食と聞いて思い浮かべる料理は案外歴史としては新しいものなのだなと気づかされたり。また、→ #v読 pic.x.com/7fn1ej7ncs

河﨑秋子氏の｢銀色のステイヤー」読了。｢ともぐい」で直木賞を受賞されているのですね。私は初めて読む作家さんでした。面白かったです。素晴らしい競馬小説。家族経営の牧場で産まれた競走馬シルバーファーンと関係する人々の物語。典型的な競馬小説の形…そんな風に感じるかもしれませんが→ #v読 pic.x.com/1rpikcugju