「暗黒の命令」@シネマヴェーラ渋谷。保安官のジョン·ウェインは、南北戦争の混乱に乗じて暴れるウォルター·ピジョンの窃盗団に手を焼くが...。4頭立て馬車の疾走など馬が走るシーンが沢山あり、夜の町での襲撃も凄い迫力😁。残忍なピジョンが母親思いなのが意外。クレア·トレヴァーがハキハキ美人。

→ベニーことダグラス・ファウリーに彼の口癖“よおベイブ！”という言葉を発せられている場面、さらには後にそのファウリーと仲間である事がわかる紳士然としたウォルター・ピジョンも理容店の客として登場し、刑事グラントは宝石被害者コール夫人の家で事情聴取している光景、その夫人宅にネイリスト→

→さり受け入れるヒロインのクレア・トレヴァーにせよ、保安官選挙に落ちるや否やダークサイドに堕ちてゆくウォルター・ピジョンにせよ、そんな二人の結婚当時には場面に登場せず終盤近くのピジョンの駐屯地では生け捕りにされるというみっともない姿を晒すウェインのキャラクター設定にせよ、脚本の→

シネマヴェーラのラオール・ウォルシュ特集「暗黒の命令」は、南北戦争直前、奴隷制存続か廃止かを巡って南北が対立する中、どちらに付くのか注目されていたカンザス州の町を舞台に、銀行頭取の娘クレア・トレヴァーの心を掴もうとジョン・ウェインとウォルター・ピジョンが鎬を削るウォルシュ得意の→

ラオール・ウォルシュ『暗黒の命令』1939． 『駅馬車』クレア・トレヴァー、ジョン・ウェインが同時期に銀行令嬢と無学保安官役で共演。 トレヴァー夫「下層インテリ」ウォルター・ピジョンが偽南軍ゲリラで掠奪蓄財する南北戦争裏面史。 馬車を崖から川に落とす描写はフォードへのメッセージか。

ウォルター・ピジョンの立場の逆転劇は勿論のこと､この三人が各々に交わすウィットに富んだ会話(「テキサスにはこう言う諺があって‥‥」)劇が素晴らしい｡

『わが谷は緑なりき』のウォルター・ピジョン牧師は、ベッドに横たわるロディ・マクドウォール少年にハードカバーの『宝島』を渡して、「この本を初めて読んだ時に戻れたらなあ」などというのだが、ああいう気分が最近ますます実感されるようになった。

『#わが谷は緑なりき』(NET版) ウォルター・ピジョン…中村正 モーリン・オハラ…来宮良子 ドナルド・クリスプ…巖金四郎 ロディ・マクドウォール…佐山泰三 サラ・オールグッド…鈴木光枝 #HowGreenWasMyValley #みどりの日 #俺が死ぬまでにコレを出せ #この吹替入り円盤を出せ