総合すれば被告人が公訴事実のとおりのわいせつ行為をしたと認められるとした原判決には，審理不尽の違法があり，この違法が判決に影響を及ぼすことは明らかであって，原判決を破棄しなければ著しく正義に反するというべきである。 よって，刑訴法４１１条１号により原判決を破棄し，

最高裁令和6年4月16日判決 事業場外みなしに関して、業務日報があるものの、業務日報の正確性の担保に関する具体的な事情を十分に検討せずに業務日報による報告のみを重視して労基法38条の2第1項の「労働時間を算定し難いとき」に当たるとはいえないとした原審の判断を違法とし、原判決を破棄しました

ことを要す」と判示して、原判決を破棄差戻しました。 　夫の死後に、遺児を抱えて、寡婦が他の男の妾となる（あるいは私通に及ぶ）ことそれ自体を「著しき不行跡」と見なして遺児に対する寡婦の親権喪失を命じた判決例はそれまでもあったのですが、この大審院判決は、「常盤御前」の故事を引いた

刑事の近時のチャレンジング判決としては、（わいせつの意図があるとのＰ主張に対し）わいせつの意図を不要と明示した判決（最高裁で維持）とか、控訴審であえて事実調べをせず原判決を破棄して逆転有罪判決をした判決（最高裁で破棄）とかかなぁ。

返信先:@ox5jLz5giWAsMcp他1人最高裁判所での審理の結果，上告に理由がないと判断された場合には，上告が棄却されて、原判決が確定します。 また、上告に理由があると判断された場合には、最高裁判所は原判決を破棄し、原裁判所へ差し戻して再び審理させます。 上記は貼り付けですけど、審理の結果次第では棄却されますね。

・1961年（昭和三十六）5月19日 　日米特殊核物質賃貸借協定調印 ・1962年（昭和三十七）5月19日 　八海事件の再上告審で原判決を破棄し三たび高裁へ差し戻し ・1966年（昭和四十一）5月19日 　沖縄県嘉手納基地付近米軍ジェット機墜落で10人死亡

法律に定める「上告できる理由」は限られていて、ほとんどの上告は「上告理由に当たらない」として棄却される。 その例外が「原判決を破棄しなければ著しく正義に反する」場合。

刑事訴訟法にも書かれている。 第四百十一条　上告裁判所は、（略）左の事由があつて原判決を破棄しなければ著しく正義に反すると認めるときは、判決で原判決を破棄することができる。 elaws.e-gov.go.jp/document?lawid…

ちなみに、最高裁が松川事件二審原判決を破棄し差し戻しを決定したのが、1959年の本日8月10日。