返信先:@lotusseeds32ですね。 またこの方、いわゆる「自生説」派なのですが、「戦後歴史学」と密接な関係の「戦後考古学」の主体的な主張そのものなんですよね（小林行雄以来の「京都学派」）。 学史も整理できていないし、古代史も考古学も最新研究知らないです。実際、自分で2000年代以降の研究追えていないと言ってたし

戦後歴史学は～と言ってる方ほど最新の動向追えてない傾向にあるし、それをちゃんと追ってる方は戦前の反動の様な学界の風潮ばだいぶ昔のものだと理解出来てる筈なんよ。

返信先:@UYE6bd8Np9Necw1「藤原」に「の」をつけないのは（「小野」や「紀」にはつけるのに）、国文や文献史学以外の人に多いのですが、文献史学でも社会経済史が中心だった戦後歴史学の隆盛期に学んだ世代に多いように思います。その教え子たちが活躍する時代になりました。

「戦後派歴史学」もまずい、は間違い。「戦後歴史学はまずい」でした。ただ「戦後派歴史学」は略称として生きていると思っています。戦争に反対した歴史家たち、戦争を体験し、そこを生き抜いた歴史家たちを尊敬するところから、私は歴史学を始めました。堀田善衛を戦後派文学というのと同じことです。

四天王寺古本まつり。最近調べごとに近い戦後歴史学の古典類を100円、あとは200円とか3冊500円。オフ会では初対面の人でも意外と共通な知り合いいて驚き。最近は今まで買っていたようなものもndlデジコレとか◯ベラシオン社でだいたい読めるので、疎い分野で読みづらいもの中心に買うかんじ。 pic.twitter.com/hRoYF7zGkQ

返信先:@yusaku_matsuそうですね　せいぜい戦後歴史学以降で考えておりました

敗戦国日本の歴史学（いわゆる戦後歴史学）は、戦後補償問題に真っ先に取り組んでおり、研究は時に裁判の証拠として採用されてきた。企業の戦時動員に対する補償問題も、一貫してやってきている。戦勝国ではその点はこれから。そういう違いはある。

個々の主題についての先行研究はできるかもしれないが、歴史学の方法論とか他の人文諸学との関係、戦後歴史学の主な潮流なんかを整理するにはある程度イデオロギーに対して真面目に向き合わないと出来なくないか。

「『日本の近代化と民衆思想』の「第二篇 民衆闘争の思想」の理論的構想の大枠は、じつは『弁証法的理性批判』からの借用だといってもよいようなものである」(安丸良夫『戦後歴史学という経験』岩波書店、2016年) #弁証法的理性批判　#安丸良夫

1月22日は網野善彦の誕生日（1928年）。『中世の風景（上・下）』（阿部謹也、石井進、樺山紘一との共著）や『古文書返却の旅』はロングセラーです。後者は諸事情で全国から大量に借用した漁村文書を、40年かけて調査・返却した経緯が綴られています。戦後歴史学を牽引した泰斗による貴重な証言。 pic.twitter.com/WJ15iDQRcG

呉座雄一氏のおかげで知られるようになった「一揆」の真実。 階級闘争史観にそまった戦後歴史学者にとって 「一揆」は大好物だった。 搾取された民衆が 支配者に対して革命のように、反旗を翻すものと考えたからだ。 が、農民は単に「コメよこせ」を訴えただけで 体制の変革など頭にはなかった。

呉座勇一『一揆の原理』(ちくま学芸文庫) 虐げられた民衆たちの決死の抵抗として語られてきた一揆。だがそれは戦後歴史学が生んだ幻想にすぎない。これまでの通俗的理解を覆す痛快な一揆論！ 現代の社会運動にまで連なる結合の原理を、鮮やかに解き明かす。2015年12月刊 #ちくま1000「本」ノック31 pic.twitter.com/b78LAPXMet