あと、ドラえもんアニメ化時に高畑勲監督が書いた鉛筆がきの企画書があって、「ドラえもんが何者であるかは重要ではない、平凡な街の平凡な子供達の日常に不思議なドラえもんが混ざり、道具を使うことで平凡な毎日が鮮やかになることが主題なので、第一話にセワシの話は不要」みたいな内容ですごかった

脚本家としての個人の痕跡を残さないと存在する意味がなくなるってんで、原作を様々変更するのかもしれないけど、高畑勲監督がドラえもんのアニメ化を藤子Ｆ先生にお願いした時、脚本家を立てず、原作からコンテを切る方法を推奨したのは、流石だなと思った。 神原作をイジるなんて畏れ多いよね。

1971年 高畑勲氏、小田部羊一氏(アニメ業界での日本発のキャラクターデザイナーで、マリオシリーズのキャラクターデザインを磨き上げた方。この方の奥様はNHK朝ドラ「なつぞら」ヒロインのモデル)とともにAプロダクション(のちのシンエイ動画。ドラえもんとかクレヨンしんちゃんを制作)に移籍 👇

返信先:@torinikusabuaka私の生まれ故郷、藤子不二雄Fミュージアム見に行きましたが、確かに編集部さんが打ち切り宣告して、ファンがとめて、高畑勲さんが手直した作品がドラえもんでしたね。人気作品って難しいですよね。今の時代は娯楽がいっぱいですから売れる物を作るの難しいですね。体調には気をつけてください

『オバケのQ太郎』や『ドラえもん」、『じゃりン子チエ』が好きだった高畑勲さんと対照的で面白い。 ちなみにシンエイ動画版の『ドラえもん』の企画書を書いたのは、高畑勲さん。

いや変なのはわかってたんだけど、ドラえもんアニメ化に高畑勲が関わっていたというインパクトが先にたってたのと、ドラに関する美談に水を差してはいけないという変な自己プレッシャーが思考に蓋をしていたんだろーなぁ…。

>RT 漫画のアニメ化って視聴者に「原作そのまま」と思わせる翻訳や脚色はどうしても必要だし、それをチームで作っていくものなので、作者が全部指示出しすればいーじゃん！！は作者が過労まっしぐらなのよね…。 だからこそドラえもんの肝要な部分を言語化できる高畑勲さんの存在は重要だったと思う。

返信先:@takeda1967そうですね。そちらが高畑勲の仕事を過小評価しすぎている段階で平行線だろうなとは思っていましたが、高畑勲が「ドラえもん」という番組に残した仕事をそこまで評価しない理由には興味はあるでしょうか。

返信先:@takeda1967こちらは「ドラえもん」という作品の方向性に素晴らしい土台を与えた高畑勲に声を掛けた段階でプロデューサーとして優れた仕事をしたと考えていますし、そもそもこの企画書が「その場だけの書類」とは全く思っていません。高畑勲の分析が詰まった、なくてはならない番組の胆であり指針です。

個人的には全く逆かな。高畑勲が企画書で展開した「ドラえもん論」が本編のベースになっている部分も少なからずあるのだから、たとえ実作業に参加していなくても「ドラえもんという作品の胆」を具体的に言語化できる人材が最初期に関われたのは、やはり要素としてとても大きいことなのではないかと。

「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」のシンエイ動画も、元を正せば東映アニメーションのOBが創設し、宮崎駿監督や高畑勲監督が東映アニメから移籍してきた歴史がある。 その系譜で後にスタジオジブリができる。 よく皆テレビ局単位で繋がりを考えがちだが、自分だと制作会社繋がりを考えちゃうな。 pic.twitter.com/PCPKnSTx0t

祝！『ドラえもん（10分帯番組）』放送開始記念日。（1979年4月2日） この二度目のアニメ化に高畑勲さんが関わっていたのを知った時は驚きました。 ghibli.jpn.org/report/doraemo… pic.twitter.com/crkbzoKbWz