上岡陽江+ダルク女性ハウス著｢増補新版　生きのびるための犯罪(みち)｣を読む。人はなぜ、追いつめられるほどSOSを出しにくくなるのだろう。本書を読み進めるうちに自身の過去の痛みを思い出し、苦しくなった。彼女たちの生きづらさは､彼女たちだけの問題ではない｡何もかもがまんするのはやめよう。

【6/7までアーカイブ販売中！】 上岡陽江×信田さよ子 「生きのびてくれて、ありがとう！」『増補新版　生きのびるための犯罪（みち）』（新曜社）刊行記念 bbarchive240506a.peatix.com

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昔は心の痛みはとれると思っていましたが、痛みはとれるものではないような気がします。 小さくなるだけということのようです。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

アルコール依存症や薬物依存は男性性や女性性にしがみつきがちな人が多い気がする。 自分はこんなもんだ、やさしくてもいいんだと思えれば依存症にはなりません。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

何が苦しかったのか自分は何を見てきたのかということを客観的に話さない限り何が起きていたのかがわからなくて勝手に子どものときのストーリーのまま生きていってしまう。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

・相手に逃げられるかもしれない、嫌われるかもしれないと思って急にやさしくなるというこれもまた一方的な感情だと思う。 ・暴力の怖いところは「なじみ」の感覚や「慣れ」を生み出すことです。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

DVは基本的な健康であるという感覚が奪われていること。 暴力的な人ほど一方的に「お前を守る」と言いがちなんだけどそれは関係性が一方的です。 侵略的ということです。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

虐待的な環境で育った人って「痛い」って言わないんですね、だから治療が遅れたり術後の痛みを訴えたりということが起こります。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

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返信先:@xxx_Jchan88東京だったら、 ダルク女性ハウスがあったりするけど。 上岡陽江さんのところ。

依存症になる人と、依存症の妻になる人は同じストーリーを持っています。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

暴力は支配欲である。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

脱被害者とは何だろう、それは加害者を越えることである。 加害者を支えるからくりを知ることによってである。 だれもが被害者であり加害者である。 越えたところには「サバイバー」という呼び名がある。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

例、DV被害者である母が子どもを支配する。アルコール依存症の妻たちの行使する独特の支配。 弱者はこの権力を行使することによってしか生きられない。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

現実の暴力、そして暴力の記憶に支配され、殺人未遂を犯した人が「唯一パワーを奪還できるのは加害者となって他者を支配すること、暴力をふるうことであった」と述べている。 どのような加害者もかつては被害者でした。（大意） 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

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【新・再入荷③】 吉村生、高山英男『暗渠マニアック！増補版』（筑摩書房） 上岡陽江＋ダルク女性ハウス＋熊谷晋一郎 編著『ひとりでがんばってしまうあなたのたのめの子育ての本 「ダルク女性ハウス」から学ぶこと・気づくこと』（ジャパンマシニスト社）※再入荷 pic.twitter.com/AMQhBfXCFF

親から虐待された男性は、被害者＝敗北者と考え被害者にもなれない人がいる。 その人は時とし無自覚に暴力をふるうに至る。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

親は子どもを保護する存在という状況の定義に従わなければ子どもは生きられない。 家族を離れて子どもは生きられないからだ。 自らの生存のためにすすんでその感覚、経験を記憶から抹消して生きる。 そのようにして生き延びるのだ。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

名前の無い経験ほど恐怖に満ちたものはない。 しかもその恐怖を与えている人があらゆる恐怖から自分を守ってくれるはずの親だったとしたらどうだろう。 今、感じている恐怖そのものが過誤の感覚にほかならなくなるだろう。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

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どれだけ苦しくてもその記憶を再統合していくしかないのだ。 それは自分を再構築することでもある。 ではなぜその切片は放置されていたのだろう。 おそらく、それがいったい何なのか名付けることが出来なかったからだ。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

暴力をふるわれる側は日々困るのでカウンセリングにやってくるが、振るう側は現れない。 恐らく困っていないからだろう。 殴る方は困らず殴られる方が困るという図式はどこか原爆を落としたアメリカは困らず原爆をおとされた日本が困った、と似ている。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

暴力を愛情や躾けなどと定義する夫、妻のためと主張する人も。 これを暴力と名付けられないとするならば「状況の決定権」（権力）がないということ。 権力はそれを行使する対象を必要とし、その対象を支配する。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

殴って抑えつけることだけが権力では無い。 暴力と名付けることを禁じ、当たり前のこと、正しいこと、自明のこととして暗黙の定義を強要することも権力である。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

『群像』2024年5月号、岩川ありささんの連載「養生する言葉」第10回「回復しつづける私たち」【上岡陽江＋大嶋栄子『その後の不自由――「嵐」のあとを生きる人たち』】を読んだ。 無意識にずっと探していた言葉が、「傷口を縫うような言葉」がここにはあって、溢れそう。

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暴力の向こうには必ず理由がある。 何代にもさかのぼれるようなストーリーがある。 だからお母さんが子どもを愛せなかったとしても、そうなの、と納得してしまうような理由が必ずありますね。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

暴力の本質は支配だと思います。 男性は被害を受けたり無力感にうちひしがれたり、そんな弱い自分を認めて受け入れて語ることがとても下手です。 昔のことを思い出したくないという否認→怒りや暴力でやるせなくなる→依存症へ 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

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男性は孤独に対して恐れを感じていることに恥の意識をもっています。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

薬物を使って恥の意識に蓋をしたい→依存症に。 「虐待という迷宮」 信田さよ子・上岡陽江、他

ふるわれる暴力である。 論点をさらに飛躍させれば国家の戦闘、武力行使である。 武力をふるわれる側からすればテロであっても、ふるう側からは聖戦であると定義されるだろう。 暴力はきわめて関係的それも力関係によって大きく定義が変動する言葉であることを強調したい。 信田さよ子・上岡陽江、他

上岡陽江さんが好きなので、アーカイブを視聴している途中です😉

2月に自殺予防イベントで講演を聞いた木田さんがもうここにはいないなんて…。 上岡陽江さんが「(トラウマを受けると)体験が言葉にならない。言葉になるまでにすごく時間がかかる」のようなことをおっしゃっていて…講演で聞いた話以上に、きっと抱えているものが沢山あったに違いない。

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オードリーのオールナイトニッポン聴きながら ベランダで日光浴しつつ読書する こういうことをやっと幸せだと思えるようになった 📗その後の不自由 上岡陽江＋大嶋栄子 医学書院 ２周目を読み終わる マーカーと付箋だらけ 心理学や自己啓発やスピ系を数多く読んだけど これが今しっくりくる pic.twitter.com/MzjIWDpccs