何が言いたいのかというと、漢字好きな人間が漢字の字源についてハードルが高すぎて語りづらいというのは悲しいなぁと嘆いているのです。

漢字の字源に対して多くの人が（ちゃんとした知識を求めてではなく、オモシロさを補給することを目当てとした不誠実な）興味を持っていて、それに対してちゃんとした情報が提供されていない。

漢字の字源に興味がある人はがんばって『中国漢字学講義』とか中国の原書とか読まないといけないんだろうな。

漢字の字源 阿辻哲次 漢字の成り立ちについて書いた本。 歴史、文化を通じて漢字の語源を解釈していく。 動物の章が特に好みな感じだった。 烏と鳥の話、象と想像の話、悲しい亀の話… 字源解釈には答えが無いものも多い。 著者による解釈の違いを比べてみたくなった。 #読了 pic.x.com/xiyq8wzbtw

ムー民、コメント4。雑誌ムーの編集長の三上さんのコメント。この中で、7世紀にあった日本書紀にある白鳳地震により黒田郡(くろだごおり)なる地域が海没した話がある。(黒田)という漢字の字源に、(小高い丘、南向きの開かれた建物)という意味があると聞いた事がある。その形状に似た宮が土佐の一の宮 pic.x.com/mrhhf0xh65

漢字の字源については、怪しい説が少なからずあるので鵜呑みは禁物です。 特にスピリチュアル系の説明は「『氣』はエネルギーを八方に擴げる形だが『気』はそれを閉ぢ込める×にGHQが改竄」の類の怪しい陰謀論に要注意。 白川靜による説も、最新の研究により異論が提出されてゐるものもあるさうです。

白川静、２００６年没。中国古代神話の研究者（漢字の字源の話は揉めるのでパス）。私はこの人の著作が大好きでした。だって、タクティクスオウガとかＦＦ１２に世界観がとても似てるんですよ！！！これだけは断言したい。色々と批判を受けていますが、「ＡＩに近い思考」で中国史の世界観を整理した人