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鋭い指笛の音色は碧空へ真っ直ぐに響いた。爽やかな薫風吹く翠の庭は、緩やかな丘陵ともはや見る影も無い近代の遺物を囲い、雄大な自然が遙か遠くまで見渡せる。土留色の海を渡る鳶は宙を滑りながら、もう僅かとなったこの陸地へと羽根を休めにやってきていた。そう私は、雲を恋う翔べない籠鳥なのだ。

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ミカミ ユウ a.k.a CROSS THE RUBICON@RANDAMHAJILE51

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