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32.ジョン･H･アーノルド『#中世史とは何か』図師宣忠、赤江雄一訳（岩波書店、2022年） 幼稚な中世が近代で完成した訳では無い。それは西欧以外の文化にも言える。劣ったイスラームが、解決された西欧の道筋（宗教改革や啓蒙思想）を辿るはず、という目的論は違う事を肝に銘じたい。 #読書記録 #読了 pic.x.com/3ypocuyubj
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「中世」って、そういう意図で付けられた区分呼称だったんだ。古代と近代（ルネサンス）の間に挟まれた、連続してない暗黒の時代。侮蔑でもあり、ロマン主義的な理想の両極端なイデオロギー。 そうした中で、中世史家は広範な地域と年代の読み方を持って、他分野の専門家と協働、議論を重ねている。
