第935夜 床屋は本当に真っ当な商売をしているな #リアル千夜一夜物語

第935夜 床屋のアブ・シルはアブ・キルの染物屋を門前払いされた上に泥棒の濡れ衣を着せられた。その後宿に戻ってきたアブ・シルは風呂屋に行こうとしたが、なんとこの街には風呂屋がなかった。これに商機を見たアブ・シルは王に直談判し、風呂屋を建てた。(続 #リアル千夜一夜物語

第934夜 やはりここで裏切ってきたか...... #リアル千夜一夜物語

第934夜 染物屋は大きな店をつくらせ、商売を始めた。一方の床屋は病に倒れる中で染物屋から金を奪われたので死の淵を彷徨っていた。すんでのところで宿の門番に助けられた後、彼は染物屋の商売がうまく行っている事を知り、彼に会いに行った。しかし、彼は門前払いを食らった #リアル千夜一夜物語

第933夜 染物屋はああ言ってるけど、本当にありとあらゆる色に染めるなんてスキル持ってるのかな #リアル千夜一夜物語

そこで染物屋は、青以外の色も染められるから仕事をくれとあらゆる業者に話を持ちかけたが、外国の者に商売はさせないと門前払い。怒った染物屋は王に直談判し、自分の店と資金を用意させた #リアル千夜一夜物語

第933夜 船が街に着いた後も、相変わらず床屋が仕事をし、染物屋はぐうたらするという毎日が続いた。ある日、床屋が病気になってしまった。空腹に耐えかねた染物屋は床屋の金を奪って街に出た。初めて街に出た染物屋は、街にある染物が全て青色であることに気づいた(続 #リアル千夜一夜物語

第932夜 アブ・キルはなんというかそのままの意味の穀潰しって感じだな...... #リアル千夜一夜物語

そのうち船長とも仲良くなり、一緒にご飯をいただくことになった。しかしアブ・キルの方はそれを断り、1人で物資の食料を食べ始めた。そして船長がアブ・シルに持って行かせた料理にも手を出し、それはまるで餓鬼のようであった。 #リアル千夜一夜物語

第932夜 染物屋のアブ・キルは、詐欺がバレて家を差し押さえられてしまったので、床屋のアブ・シルを唆して2人で旅をすることにした。早速彼らは船に乗り込んだ。幸運にもその船には床屋がいなかったので、アブ・シルはそこで商売をし、多くの物資を手に入れた。(続 #リアル千夜一夜物語

第931夜 脚注で、洋の東西に関わらず物語作者は善人よりも悪人の方を楽しそうに書いているとこぼしていて笑った #リアル千夜一夜物語

第931夜 アブ・キルとアブ・シルの話。 染物屋のアブ・キルは客の布を受け取っては無断で売り払う詐欺師であった。しかし、その噂が町中に広がり、彼に紺染を頼む者はほとんどいなくなってしまった。彼は詐欺がバレそうになるとすぐさま隣のアブ・シルの床屋に逃げ込んでいた #リアル千夜一夜物語

第930夜 殺すより随分酷い事をやったなぁ...... #リアル千夜一夜物語

新宰相は少しの情状酌量を進言したが、別の宰相が皆殺しの現場となったあの牢に幽閉してしまおうと提案した。王はこれを受け入れ、彼女達を死ぬまでそこに閉じ込めた。 #リアル千夜一夜物語

第930夜 王は国中の役人を集め、街の庶民を集め、盛大なパーティを開き、そこで新宰相の初顔合わせをした。役人達は揃って彼の宰相就任を祝った。後日、王は先代宰相達を皆殺しするに至ってしまった事件の発端である妾どもの死罪を宰相達に提案した(続 #リアル千夜一夜物語

第929夜 これで危機はさったって感じだね #リアル千夜一夜物語

第929夜 王は快楽に溺れ、危うく国を滅ぼしかけたことを反省した。そして、民のために善政を敷くことを約束した。宰相は心を入れ替えた王を誉めた #リアル千夜一夜物語

第928夜 ほんと国の窮地から一発逆転を引き当てたな...... #リアル千夜一夜物語

第928夜 外インドの王の使者達が非礼を詫びにインドに来た。王と若い新宰相は彼らを丁重にもてなした。そして外インドの王が書いた手紙への返事を新宰相が書き、これを読み上げた。使者達は彼の才に大変驚いた。使者達を返した後、王はその後の国の運営について宰相に尋ねた #リアル千夜一夜物語

第927夜 9歳の少年に書かせることで、うちの国の住民は9歳の平民ですらこれくらいの知性と良心があるのだぞとアピールしてるのはうまいなと思った #リアル千夜一夜物語

この手紙が使者を通じて外インドの王に届けられると、彼らはインド王の実力に恐れ慄き、彼らに宛てた返事の中で、あれは代替わりの新王の実力を試したんだと釈明した #リアル千夜一夜物語

第927夜 宰相の息子は、外インドの王に向けた手紙の中でその愚劣さを叩き、王が宰相たちを殺したとしても後からより優れた者が現れる旨を記し、それでも我が国を狙うのであれば相応の報いを受けると警告した。そして最後に、これが少年によって書かれたことを追記した。(続 #リアル千夜一夜物語

第926夜 馬鹿にしてた相手に子供扱いされるのはめちゃくちゃ効きそう #リアル千夜一夜物語

第926夜 翌日、王は少年を呼び、彼の父への非礼を詫びた。そして、彼の身の安全を保証した。その上で彼に外インドの王への対応策を尋ねた。少年が示したのは、相手が粗暴な手紙を渡してきたことを逆手に取り、敢えて少年に対応させることで心理的優位を取るという方法であった #リアル千夜一夜物語

第925夜 そうか、宰相の息子が王を助ける流れか！ #リアル千夜一夜物語

第925夜 王は現実逃避をするように、庶民の格好をして外に出た。すると、ある少年たちが話をするのが聞こえた。王が聞き耳を立てると、なんと王が今置かれた状況を全て説明していたのだ。王は彼に身分を隠して接触した。彼はあの宰相の息子で、地占いで王の状況を察知していたのだ #リアル千夜一夜物語

第924夜 王が公務に行ってしまうのが嫌だったから妾は王にああいう言動をした、と王は解釈しているらしいが......これはどうだろうか #リアル千夜一夜物語

第924夜 王は妾に自分達がもう助からないことを伝えた。そして、鳥と亀の話をしながら、悪気のない甘い言葉に流されて自らの破滅を招いたことを悔やんだ #リアル千夜一夜物語

第923夜 苛烈な粛清をすれば敵が外からやってくるんだよなぁ #リアル千夜一夜物語

第923夜 翌日、王は宰相をはじめ、国中の知識人や屈強な武人などを片っ端から処刑した。そして、自分は性の快楽に溺れるようになった。そこに、王の噂を聞いた外インドの国が宣戦布告をしてきた。狼狽えた王は妾に助言を求めたが、残念ながら彼女に戦争の知識はなかった #リアル千夜一夜物語

第922夜 妾が過激すぎてドン引きしている #リアル千夜一夜物語

第922夜 妾に唆された王はやはり謁見に現れなかった。ついに臣下達は宮殿の門に火をつけ始めた。焦った王は妾に助言を求めた。すると妾は、今日はひとまず仮病でやり過ごし、明日屈強な黒人奴隷を横に並べた上で1人ずつ臣下を謁見させて逐一殺せと話した。 #リアル千夜一夜物語

第921夜 もう宰相も王との謁見の後少し待ってノコノコ出てきた妾を直接叱ればいいのに...... #リアル千夜一夜物語

第921夜 宰相は豺と狼の話をして、民を蔑ろにすると返り討ちに会うからちゃんと民と接しろと説いた。これに一時は承諾した王だったが、やはり、その後やってきた妾に、今度は羊飼いと泥棒の話をして、下々の者に頭を下げているからつけあがるんだと唆した #リアル千夜一夜物語

第920夜 ついに殺害予告までされちゃったぞ、王様次はどう出る......？ #リアル千夜一夜物語

第920夜 王は宰相の言葉に一回は承諾したものの、やはりその後やってきた妾に再度唆され、翌日の謁見に姿を現さなかった。我慢の限界を迎えた臣下達は明日も同じようなことになったら王の首を取ると息巻いた。このことを宰相は王に伝え、貴殿を唆しているのは誰かと問い詰めた #リアル千夜一夜物語

第919夜 宰相が王の女遊びを諌める一幕で、24時間のうち、女人と遊ぶのは2時間までというシーンがあった。イスラム的には2時間がラインなのね #リアル千夜一夜物語

第919夜 妾は他人に搾取された若者の話をして、王は臣下達から利用されていると唆した。王はこれを鵜呑みにし、翌日の仕事を全て放棄した。玉座の前でいつまで経っても来ない王を待ち続ける宰相は、ついに王の部屋に赴き、女の甘言に惑わされるなと忠言した。 #リアル千夜一夜物語

第918夜 妾が足引っ張るパターンか......現世の快楽の権化ってことね...... #リアル千夜一夜物語