#ちょこっと妖精学 果樹園、森の果物などなど、果樹に纏わる場所は、妖精たちの領域とされてきました。 例えば接ぎ木したリンゴには妖精が宿るとされ、その根元でうたた寝をすると、妖精たちに攫われると言います。… pic.twitter.com/LobP6XMReB

#ちょこっと妖精学 妖精たちの住処は妖精砦や塚の中。 そして湖や海の底などが有名です。 それと同時に洞穴の中というのもまた多く語られています。… pic.twitter.com/ShPp7nEXrl

#ちょこっと妖精学 怖いもの知らずの男が『妖精の通り道』に家を建てた所、様々な不思議なことが起こりました。 家が揺れる、皿が勝手に落ちるなどは言わずもがな。これはさすがに……と思っていると、或る夜、猫が７匹隊列を組んで入ってくると、男の顔をジッと見上げ、見つめ続けました。… pic.twitter.com/koBBkzHyN7

#ちょこっと妖精学 妖精たちは時々、謎々を出します。 もちろんその見返りは攫われた人や家畜の救出など。 その中の１つに「温もりのない光を持ってこい」というものがあります。 もちろん電気やLEDなどがない時代です。 答えの１つは「蛍」。… pic.twitter.com/nPlCIleLvM

#ちょこっと妖精学 妖精たちは時々、謎々を出します。 もちろんその見返りは攫われた人や家畜の救出など。 その中の１つに「温もりのない光を持ってこい」というものがあります。 もちろん電気やLEDなどがない時代です。 答えの１つは「蛍」でした。… pic.twitter.com/JUOwINfU7F

#ちょこっと妖精学 ますます緑が濃やかになってくる季節。 妖精花がその土地によって種類が違うのと同じように、妖精木も土地や国によってまったく違う種類が上げられます。… pic.twitter.com/ZattjTYrkC

#ちょこっと妖精学 夏の到来など季節の変わり目には、様々な妖精たちとの関わり合いが生まれます。 五月一日に、家畜にホーリーウェル（聖なる泉）の水を振りかけたり、前夜に篝火の間を通すのも、その例です。 また門扉や窓に、季節の花を撒くのも妖精除け。… pic.twitter.com/CNKp1Mr0tZ

#ちょこっと妖精学 ジャガイモ飢饉に合わせて、アイルランド人の大量移民に伴い、アイルランドの妖精がアメリカに渡ったというお話は時々聞きます。 同じように、オーストラリアにもスコットランドの妖精が移り住んだというお話があります。… pic.twitter.com/Iw5YF8no3X

#ちょこっと妖精学 五月一日です。 今日から十一月前夜のハロウィンまで明るい季節とされます。いっそう昼が長くなるということは、昼と夜の境界線、宵の時間が長くなる。 そう、妖精たちの立ち現れる時間が長くなるのです。… pic.twitter.com/ap0YqrAwPg

#ちょこっと妖精学 人魚が、陸の食べ物を欲するという話はよく聞きます。 例えば、パン。例えばリンゴ。 どちらも海の底では手に入らないものです。 あるお話では、人魚はリンゴを『陸の卵』と呼び、とても気に入っていました。… pic.twitter.com/6nRBH1bejR

#ちょこっと妖精学 人魚が漁夫や船乗りに恋をして、贈り物をするという話が海岸沿いに多く伝わっています。 多くは豊漁に恵まれる幸運や、薬草の知識ですが、中には騎士に「盾にわたしの名前と姿を彫りなさい。そうして戦いの時はわたしの名前を呼びなさい」と伝えました。… pic.twitter.com/WUNSkFvAES

#ちょこっと妖精学 妖精の女性が美しく、騎士や王さまから求婚されるお話はたくさん残っています。 その中には妖精姫が美しく且つ残酷であるというものも。… pic.twitter.com/fZAH2InCah

#ちょこっと妖精学 妖精たちの無邪気さ、そして美しさと残酷さは多くの物語で伝わっています。 ある美男が、妖精の乙女に惚れ込み、彼女を追いかけ続けました。そしてついに彼女たちの踊りに混じることが出来たのですが、彼は姿を消してしまいました。… pic.twitter.com/Ay0Ml5H2h0

#ちょこっと妖精学 妖精たちの無邪気さ、そして美しさと残酷さは富に伝わっています。 ある美男が、妖精の乙女に惚れ込み、彼女を追いかけ続けました。そしてついに彼女たちの踊りに混じることが出来たのですが、彼は姿を消してしまいました。… pic.twitter.com/hnFu5RPctb

#ちょこっと妖精学 取り替え子を彼らから取り返す方法として有名なのは、妖精たちの騎馬行列から、犠牲者を引きずり下ろすという方法があります。 この時、ちゃんと引きずり下ろさないといけないのが約束なのですが、中には『南を流れる川に沈める』と言うのがあります。… pic.twitter.com/gIezYX8hFY

#ちょこっと妖精学 妖精、Fairyの語源の一つに「運命」「Fate」があるといいます。 妖精たちの中に、子供が産まれた時に、運命の糸を紡ぐ役割であったり、祝福や呪いを授ける存在がいるのも、その流れです。… pic.twitter.com/K0RJLMPNY9

#ちょこっと妖精学 妖精の取り替え子。お話の多くでは、母親が目を離した隙に一瞬で取り替えられてしまいます。 けれど、その逆、妖精の母親がやって来て「我が子を返して」と嘆願することがままあります。… pic.twitter.com/tYDi6bAGOR

#ちょこっと妖精学 ブルーベルは『妖精の鐘』 スズランは『妖精の階段』 カウスリップは『妖精の鍵』 キツネノテブクロは『妖精の靴』 などと呼び名として妖精がつく花は沢山あります。… pic.twitter.com/SnkmzkYEta

#ちょこっと妖精学 彼らとの付き合いには、沈黙を守る、覗き見をしない、他言無用など多くの約束がついて回ります。 それを守るのは至難の業で、時にやむを得ず破ってしまうことも。 けれど、不条理とも言える彼らですが、その実義理堅く、恩には恩で報いてくれます。… pic.twitter.com/L7Zs5mVpkn

#ちょこっと妖精学 妖精、とりわけ邪妖精避けには、様々な方法が伝わっていて、 取り替え子対策には、揺り籠に蹄鉄を吊しておくこと パン生地には十字を切って盗まれないようにする などがあります。… pic.twitter.com/e0aWtidf5W

#ちょこっと妖精学 農場や、飼っている牛たちの中に妖精牛が混じる、ということが度々あった様です。 基本的に彼らが混じっていても、関わり合いにならない方が良いとされ、無視をして、自然にいなくなるのを待つ方法がとられました。… pic.twitter.com/36VLr4pKr4

#ちょこっと妖精学 妖精たちからもたらされる宝物には 使っても戻ってくる銀貨 危険を知らせてくれる指輪 富を呼び込むジョッキ などたくさん伝えられていますが、その多くは持ち主が限定されていたり、何かのきっかけで元の持ち主である妖精たちの元へ帰ったりします。… pic.twitter.com/D0X0MShBBu

#ちょこっと妖精学 これから花期を迎える妖精木サンザシ。 無闇に手を出してはいけないとは、アイルランドの農夫たちの間では当たり前のことでした。 ある地方に誰もが怖れる妖精木がありました。… pic.twitter.com/myyGzSX1H2

#ちょこっと妖精学 物語の中で、彼らとの付き合いには約束事が付きものです。 ある農夫が妖精王の頼みを聞き、それらをすべてやり遂げました。農夫はこれから行われる草ホッケーの試合を見たいと願いました。 王は快く聞き届けましたが、代わりにひと言も発するなと言い置きます。… pic.twitter.com/iXqHYSThp3

#ちょこっと妖精学 妖精たちが某かの理由で人間に協力を仰ぐことがあります。その中には手紙を届けるという伝令役もあったそうです。 あるお話では農夫が、湖の妖精王に、隣国の妖精女王への手紙を渡して欲しいと頼まれます。… pic.twitter.com/rFh8P87cX3

#ちょこっと妖精学 取り替え子を取り戻す方法は数多ありますが、それらは危険なものも多いのもまた事実。 妖精だと疑われる赤ん坊や大人を 火に焼べる 水に沈める 焼きごてを押しつける などをすると、赤子が逃げ出したり、赤子の本当の親である妖精が取り返しに来ると言われていました。… pic.twitter.com/XnhWW6v7cc

#ちょこっと妖精学 取り替え子とは、妖精が人の赤ん坊（だけでなく時に大人も）を攫っていくことです。 彼らは攫った者の代わりに、妖精の醜い赤子を置いていくのですが、中には、箒や木の枝などを置いていきます。これは『ストック』と呼ばれています。… pic.twitter.com/r9YQ6xoaJG

#ちょこっと妖精学 取り替え子とは、妖精が人の赤ん坊（だけでなく時に大人も）攫っていくことです。 彼らは攫った者の代わりに、妖精の醜い赤子を置いていくのですが、中には、箒や木の枝などを置いていきます。これは『ストック』と呼ばれています。… pic.twitter.com/tg9FNAniNu

#ちょこっと妖精学 レプラコーンなどの妖精が、金貨の詰まった壺を隠しているというお話はアイルランドを中心に広く伝わっています。 その壺の在処は虹の袂などと言われますが、伝統的には、ノボロギク、タンポポ、サワギクなどの根元とされます。… pic.twitter.com/5f4BbaNnqR

#ちょこっと妖精学 妖精たちの服装は 妖精王は月夜の色 妖精女王は若草の色 彼らに支える小妖精は赤と青 気のいいお隣さんは森の色 死を宣告する首なし騎士は闇夜の色 死を嘆く泣き女は薄汚れた白 葬儀を真似る小妖精は緑色 彼らの宮廷に支える小姓は 煉獄の赤と極寒地獄の青… pic.twitter.com/pb2FczrGyi

#ちょこっと妖精学 妖精たちに 妖精さん フェアリー エルフ インプ などと呼ぶのはご法度で、彼らの機嫌を損ねてしまい、下手をすると呪われたりします。 ですから 良いお隣さん 平和好きの人 丘の人たち 祝福された人たち などと呼び替え名を使うのが習わしです。… pic.twitter.com/WZUMOPXA2z

#ちょこっと妖精学 妖精たちの好きな食べ物は 焼きたてのパン 新鮮な牛乳からとられたクリーム 大麦 りんご など、人の世界からくすねた物。 彼らの食卓には 菫の花びらに落ちた真珠の夜露 スイカズラの蜜 キノコのプティング 鹿の涙… pic.twitter.com/UIm8Y4cBno

#ちょこっと妖精学 妖精たちの好むもの 踊り 音楽 詩歌 酒 月夜 サンザシやリンゴなど白い花 正直者 気前の良い者 秘密を守る者 混じり気のない好意を向けてくれる者 そしてそんな者を捕らえて閉じ込めておくこと pic.twitter.com/LL2nX0BD21

#ちょこっと妖精学 人魚の正体はジュゴンだと言われます。… pic.twitter.com/olxaQ3T5fm

#ちょこっと妖精学 洗礼を受けずに亡くなった子供が妖精になるという話はスコットランドなどによく伝わっています。彼らはスパンキーなどと呼ばれています。洗礼を受けられず地上に止まっているのは確かですが、どうやら彼らは名無しなのが嫌だそう。名付けられれば行き先が分かるのです。 pic.twitter.com/XNJ9XLkhIF

#ちょこっと妖精学 人魚を初めとする水界の者たちが丘に住む私たちと結婚する話は多く伝えられています。その時、彼らは素晴らしい家畜などを持参金として持ってきます。 しかし、竜宮童子と同じように、些細なことから水霊たちは元の世界に戻ることになり、それら持参金も消え失せてしまうのです。 pic.twitter.com/QW00ArEwFk

#ちょこっと妖精学 過日から水界の彼らについてお話ししていますが、本当にバラエティに富んでいます。きっと森と同じく身近な異界であり、人が完全に把握出来ないからこそなのかもしれません。他に水界の住人と言えば他にも水棲馬であるケルピー類がいますが、面白いのは水棲牛でしょうか。 pic.twitter.com/soeKWCHPhK