［4/4］ 訴えてきた。 「今、俺の首にコウモリぶち当たって来た！」 　周りで女子達が「めっちゃ不吉」「不衛生そう」と笑っている。いつか見た光景のようですらあった。 ［終わり］ ……何のこっちゃさっぱり分からん。 登場人物の宮谷、使い回しに便利😑 #読む前に書け #作文の練習

［3/4］ コウモリぐらい昔から飛んでいるだろう、と思いはしたが、僕は女子に意見などする気はないので黙っていた。「この棒は何処へなおすん？」と訊かれてそちらへ目を遣ると、不意に背後で「うわ！」と叫び声がした。振り返ると、声の主の宮谷か僕に ［続く］ #読む前に書け #作文の練習

［2/4］ 空を動き回り、滅多なことで苛立ちはしない僕を苛々させた。一体何なのだ、と目を凝らして見ると、一匹のコウモリではないか。「あ、コウモリ」と無感情のまま僕が指差して言うと、女子の誰かが「不吉やわ」と呟いた。何が不吉なものか、 ［続く］ #読む前に書け #作文の練習

お題:コウモリ［1/4］ 　体育大会が終わり、後片付けが行われている運動場。時折誰かが写真を撮り始め、なかなか片付けは捗らない。灰色の雲に覆われた空を眺めていると、何処からともなく黒い欠片がちら、と舞い込んで来た。何やら落ち着きのない動きでそれは ［続く］ #読む前に書け #作文の練習

［4/4］ 犬種はスピッツで、大人はいつも跨いでいたとのこと。小さかった私だけが、太郎は巨大、と思い込んでいたのである。 ［終わり］ やっぱり前半に盛り込み過ぎて後の方書き足らん感じ😓 #読む前に書け #作文の練習

［3/4］ 特に入浴後は面倒で、太郎を避けないと濡れた体に毛が付いて気持ちが悪い。が、この太郎がまた大きくて、横を通過しようにも大抵当たってしまうのだ。 　太郎に関する私の数少ない記憶は、後年母に話した際に、かなり間違っていると知らされた。太郎の ［続く］ #読む前に書け #作文の練習

［2/4］ 既にちゃんとあり、物心は付いていたと確実に言えるのだが、太郎の死については全く分からない。 　そもそも、私は太郎に無関心だったのだ。土間だった洗面所にいつも居て、手を洗いに行っても風呂へ行っても太郎が邪魔、としか認識していなかった。 ［続く］ #読む前に書け #作文の練習

お題:でかい犬［1/4］ 　遠い昔、私が生まれる数年前から、実家では犬が飼われていた。名前は太郎。私が幼稚園に入った頃、太郎は死んでしまったらしい。“らしい”というのは、全く記憶にないからである。入園式のことはよく覚えているし、その辺りの記憶はもう ［続く］ #読む前に書け #作文の練習