和歌クイズ　解答1335 さみだれは藻塩の煙立ちまよひあまの苫やぞいとゞ（いぶせき） 「いぶせし」は「うっとうしい、気づまりだ」という意味。 #和歌　#クイズ　#後鳥羽院御集　#古文単語

古文単語 『むげに』 ①むやみに、ひどく ②(下に打消表現を伴って)まったく〜ない、全然〜ない 「無下なり」の連用形 副詞とする説もある ※字数制限で「無下なり」と分離 #古文単語

古文単語 『むげなり』 ①あまりにひどい、最低だ ②教養のない、身分が低い ③まぎれもない、その通りだ 漢字にすると「無下なり」 文字通り「それより下は無い」という意 ③の意は類推し辛い。最低である様子から「それでしかない」様子を表すようになったと考えると覚えやすいか #古文単語

和歌クイズ　解答1331 散ると見ればまた咲く花の匂ひにもおくれ（先立つ）ためしありけり 「おくれ先立つ」は「遅れたり先立ったりする、一方は生き残り一方は先に死ぬ」という意味。 #和歌　#クイズ　#山家集　#古文単語

古文単語 『つゆ(副)』 ①(下に打消を伴って)少しも〜ない、全く〜ない ②(下に仮定や命令表現を伴って)わずかに、ほんの少し 名詞「露」が「わずかなもの」である様子から来ているとされる 打ち消し語と合わせて全部否定になる副詞の一つ ②は仮定や命令と合わせて使われる #古文単語

古文単語 『さらに(副)』 ①(下に打消を伴って)まったく〜ない、少しも〜ない ②改めて、新たに ③ますます、その上 漢字にすると「更に」 ③は現代語と同じ意。②は「更」が「新しくなる・改まる」の意であることから想像できる 『おほかた』同様下に打ち消し表現が来ると全部否定の意 #古文単語

古文単語 『おほかた(副)』 ①(下に打消を伴って)まったく〜ない、少しも〜ない ②大体 重要なのは① 基本の意は現代語と同じく②だが、下に打ち消し語がくると全部否定の意になる #古文単語

学習図書まつり厳選！ おすすめの高校生向け参考書をご紹介します📚 Gakken マドンナ古文単語２３０ 詳しくはこちらから！ hon.gakken.jp/book/1130575900 #Gakken　#マドンナ　#古文単語　#学習図書まつり pic.twitter.com/5emnbsULBe

和歌クイズ　解答1326 我が恋は忍ぶの岡に秋暮れて（ほに）出でやらぬ篠のをすすき 「ほにいづ」は「穂に出づ」と「外にはっきりとあらわれる」意との掛詞。 #和歌　#クイズ　#拾玉集　#掛詞　#古文単語

和歌クイズ　解答1324 なげきあまり筆の（すさび）に尽くせども思ふばかりは書かれざりけり 「筆のすさび」は「心の慰みに、気の向くままに書くこと」の意、 #和歌　#クイズ　#山家集　#古文単語

古文単語 『あなう』 ①ああつらい、ああ嫌だ 感動詞「あな」が「憂し」の前についた連語 「憂し」の語幹は「う」である 平仮名で書かれるため「憂し」と気づきにくい #古文単語

古文単語 『あなこころう』 ①ああつらいことだ、ああ嫌だ 感動詞「あな」+形容詞「心憂(し)」から成る連語 「あな心得」ではない #古文単語

古文単語 『こころうし』 ①つらい、心苦しい、情けない ②不快だ 「憂し」の前に心がついてはいるが意味はほぼ同じ #古文単語

和歌クイズ　解答1320 （なほざり）に過ぎし心の報いにやかゝる旅寝の月を見るらむ 「なほざりに」は「深く心にとめず、いいかげんに」という意味。 #和歌　#クイズ　#土御門院御集　#古文単語

【今日の古文単語】かづく 🔑Key：ほうびをもらう・与える 🔐Point：活用の種類によって、「いただく」のか、「与える」のか、授受の方向が逆になります。 1　（ほうびを）いただく。 2　（ほうびを）与える。 #大学入試 #大学受験 #古文 #古文単語 iizuna-shoten.com/book/sub_japan… pic.twitter.com/bnfJMLmcPN

和歌クイズ　解答1318 色（めか）む秋近くなる女郎花軒端の水や鏡なるらむ 「色めく」は「美しく色づく」という意味。「女郎花」のイメージから、「好色めく」意を含ませている。 #和歌　#クイズ　#藤原隆信朝臣集　#古文単語

和歌クイズ　解答1315 あしひきの（山の端）かすむあけぼのに谷より出づる鳥の一こゑ 「あしひきの」は「山」を導く枕詞。「山の端」は、山の空に接する部分。『枕草子』冒頭もふまえるか。 #和歌　#クイズ　#式子内親王集　#枕詞　#古文単語

和歌クイズ　解答1314 今日ならで今（いくか）ともなき春を飛ぶ火の野守えやはとどむる 「いくか」は「幾日」。「春日野の飛ぶ火の野守出でて見よ今いくかありて若菜摘みてむ」［古今集・読人しらず］をふまえる。 #和歌　#クイズ　#飛鳥井和歌集　#古文単語　#本歌取り

古文単語 『うし(憂)』 ①つらい、苦しい ②嫌だ 恋や人間関係などが思いどおりにならず苦痛を感じる様子を表す形容詞 漢字が「憂鬱」の憂であることからも想像しやすい 倦む(うむ)と語源は同じと言われている。こちらは「嫌になる」の意 なお、倦むを「あぐむ」と読むと意味が変わる #古文単語

和歌クイズ　解答1312 降る雪をたそがれ時の（空目）には花とや人のみよし野の里 「空目」は「見間違い」の意で、「雪」の縁語。「みよし野」に「見」を掛けている。 #和歌　#クイズ　#後鳥羽院御集　#古文単語　#縁語

和歌クイズ　解答1311 いたづらに年を津守の浜に生ふる松ぞ我が身の（たぐひ）なりける 「たぐひ」は「同類、仲間」という意味。「津守」に「積もり」を掛けている。 #和歌　#クイズ　#頼政集　#古文単語

古文単語 『ふみ』 ①手紙 ②書物、漢籍 ③漢詩 漢字にすると「文・書」 ①が基本の意であるが、入試で問われやすいのは②や③ 漢籍とは漢文で書かれた書籍のこと。詳しい定義は諸説あるが、清王朝以前に中国人が漢文で書いた書物を指すと考えて良いだろう #古文単語

和歌クイズ　解答1306 竹の音も荻吹く風のすくなきに加へて聞けば（やさしかり）けり 「やさし」は「優美だ」という意味。他に「つらい」「けなげだ」等の意もある #和歌　#クイズ　#山家集　#古文単語

【今日の古文単語】めづ 🔑Key：賞賛！ 🔐Point：漢字【愛づ】で覚えましょう。対象のすばらしさやかわいらしさに心ひかれることを表します。 1　感嘆する。 2　愛する。 #大学入試 #大学受験 #古文 #古文単語 iizuna-shoten.com/book/sub_japan… pic.twitter.com/6UckHebDsc

和歌クイズ　解答1304 思ひきや宿は都の宿ながら（ひな）のすまゐにならむものとは 「ひな（鄙）」は「都から離れた地、田舎」という意味。「都移りのころ」という詞書がある。 #和歌　#クイズ　#寂蓮法師集　#古文単語

和歌クイズ　解答1302 （やすらは）で寝なむものかは山の端にいさよふ月を花に待ちつゝ 「やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでの月を見しかな」［後拾遺集・赤染衛門／小倉百人一首］をふまえる。「やすらふ」は「ためらう」の意。 #和歌　#クイズ　#秋篠月清集　#本歌取り　#古文単語

和歌クイズ　解答1298 見るたびにこぞに今年は咲きまさる若木の花の末ぞ（ゆかしき） 「ゆかし」は「見たい、知りたい」という意味。 #和歌　#クイズ　#清輔朝臣集　#古文単語

古文単語 『ゐる(率)』 ①連れる、伴う 「ひきいる」と読むと「率ゐる」になる。ちなみに「引き連れる・統率する」の意 漢字違いの「居る」と同じくワ行上一段動詞で、「率ゐる」も同じ #古文単語

古文単語 『ゐる(居)』 ①座る、腰を下ろす ②動かないでいる ③(動詞の連用形について)〜し続ける、ずっと〜ている ある状態でい続ける様子を表す語 ①が基本の意で、「居合」の「居」も座るの意である 上一段動詞である点も重要 漢字違いに「率る」があるため注意 #古文単語

和歌クイズ　解答1294 ひとりぬる身は（ならはし）の秋風に手枕さむき月の影かな 「ならはし」は「習慣」の意。「身はならはし」は定型句。参考「手枕のすき間の風も寒かりき身はならはしの物にぞありける」［拾遺集・読人しらず］ #和歌　#クイズ　#李花集　#古文単語　#本歌取り

古文単語 『せうと』 ①(女性から見た同腹の)兄弟 ②兄、弟、兄弟 漢字にすると「兄人」 現代仮名遣いだと「しょうと」 「背人(せひと)」の音変化とされる せ＋ひと→「せ」は女性が夫や兄弟など親しい男性を呼ぶときに使用 ①が基本の意で平安末期ごろから②に変化。専ら兄を指すように #古文単語

古文単語 『はらから』 ①兄弟姉妹 漢字にすると「同胞」 「はら」は(母親の)腹、「から」は「親族(うから)・族(やから)」のこと 後者は血族や一族の意 元は父親と母親が同じ兄弟姉妹を指すが転じて一般に兄弟姉妹を指すようになった 腹違いの場合は「異腹(ことはら)」 #古文単語

和歌クイズ　解答1292 妻こふる鹿の涙や秋萩の下葉（もみづる）露となるらむ 「もみづ」は「色づく、紅葉する」という意味の動詞。 #和歌　#クイズ　#貫之集　#古文単語

【今日の古文単語】あそぶ 🔑Key：音楽の演奏 🔐Point：古語では多く管絃の遊び（＝楽器の演奏）をする意で用いられる点に注意が必要です。 1　管絃を楽しむ。 #大学入試 #大学受験 #古文 #古文単語 iizuna-shoten.com/book/sub_japan… pic.twitter.com/i8zm6jHbNU

和歌クイズ　解答1289 さゞ波や志賀の浦ぢの朝霧に（まほ）にも見えぬ沖の友舟 「まほに」は「完全に」という意味。「まほ（真帆）」を掛け、「舟」の縁語。 #和歌　#クイズ　#拾遺愚草　#古文単語　#掛詞　#縁語

和歌クイズ　解答1285 乳首すふまだ（いとけ）なきみどり子とともに泣きぬる年の暮れかな 「いとけなき」は「幼い」という意味。幼い子を詠んだ歌は珍しい。 #和歌　#クイズ　#金槐和歌集　#古文単語

和歌クイズ　解答1282 結びおく氷も水も一つぞと思ひ（解け）どもなほ憂き身かな 「思ひ解く」は「理解する」という意味。「解く」は「結ぶ「氷」の縁語。 #和歌　#クイズ　#拾玉集　#古文単語　#縁語