#東邦OBGY論文紹介(当医局の抄読会) 💉母体へのステロイド投与、児の長期的な神経発達に影響なし！ (担当：周郷先生) 🍀34-36週のベタメタゾン投与は6歳時の神経発達に影響を与えない 🍀短期的な新生児呼吸器合併症を減少させる 🍀新生児低血糖のリスク増加も長期的影響なし jamanetwork.com/journals/jama/…

#東邦OBGY論文紹介 💊経口P4黄体補充がIUI周期の生産率を向上させる！？ 🍀経口P4黄体補充がレトロゾールIUI周期の生産率を有意に向上(19.7%vs14.5%) 🍀臨床妊娠率、継続妊娠率にも有意差、異所性妊娠率、流産率は有意差なし 🍀新生児の出生体重や身長には影響なし rbmojournal.com/article/S1472-…

#東邦OBGY論文紹介 👩吸引分娩と鉗子分娩、肛門括約筋損傷リスクは！？ 🍀吸引分娩が鉗子分娩に比べて肛門括約筋損傷リスクを61%低減 🍀会陰切開の併用は併用なしと比べてリスク45%低減 🍀吸引分娩と会陰切開の併用が最も安全な選択 obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/14…

#東邦OBGY論文紹介 🥚レスキューIVMで得られる成熟卵子の実力は！？ 🍀レスキューIVMでは正常成熟卵子より発育能力が低い 🍀胚盤胞に達した場合には臨床妊娠率に差はない 🍀6時間以内に成熟した卵子の発育能力が最も高い 🍀低反応者に対する治療効率の最大化の可能性 doi.org/10.1007/s10815…

#東邦OBGY論文紹介 👩妊娠中の運動は胎児の成長にどう影響するのか！？ 🍀妊娠初期・中期の総合的な身体活動が、SGAを防ぐ 🍀妊娠後期の総合的な身体活動が、LGAを防ぐ 🍀低強度の運動が妊娠中に重要であり、妊婦は多様な運動を行うべき obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/uo…

#東邦OBGY論文紹介 🧵従来縫合vsSTRATAFIXどちらがCS後のnicheが少ない！？ 🍀従来糸とSTRATAFIXを使用した2層縫合を比較したRCT 🍀STRATAFIXがCS後のnicheを顕著に減少、残存筋層の厚さが増加 🍀6〜7ヶ月後の超音波検査で顕著な差 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39019212/

#東邦OBGY論文紹介 👦提供配偶子を使用した生殖医療の出生児の長期的な心理的影響とは！？ 🍀心理的幸福度や家族関係の温かさは自然妊娠と同等かそれ以上 🍀子供は自身の遺伝的背景に対する関心が高く、ドナー情報の早期開示が心理的幸福度に良い影響を与える obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/14…

#東邦OBGY論文紹介(当医局員の論文) 🔬慢性子宮内膜炎(CE)に特徴的な子宮鏡所見とは！？ 🍀過去に報告されたCEに特徴的な所見を病理診断のCEと正常症例で比較 🍀子宮内膜充血が唯一統計学的に有意 🍀診断一致率は低く、子宮鏡単独での診断は困難 dx.plos.org/10.1371/journa… (2024年の古居先生の論文)

#東邦OBGY論文紹介 👩単純子宮全摘術は子宮内膜症の痛みを軽減するのか！？ 🍀単純子宮全摘術が卵巣摘出と比較して子宮内膜症関連の非周期性疼痛を顕著に改善 🍀卵巣摘出の併用でさらに疼痛軽減、QOL向上 🍀子宮内膜症の根本的な治療としての単純子宮全摘術の有効性を示唆 obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/14…

#東邦OBGY論文紹介 👩当日退院 vs 翌日退院！？腹腔鏡下子宮摘出術後の患者の回復は？ 🍀腹腔鏡下子宮摘出術後の物理的機能評価は当日退院が翌日退院と同等 🍀7日後の物理的機能評価も有意差なし 🍀患者のQOLに対する影響はなし obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/14…

#東邦OBGY論文紹介(当院の抄読会) 担当：梅村先生 🥚TE生検によるPGT-Aが妊娠・新生児に与える影響とは！？ 🍀妊娠・新生児の転帰に悪影響を与えず 🍀早産や低出生体重、妊娠高血圧、妊娠糖尿病のリスクは増加しない 🍀現時点での結論は、TE生検によるPGT-Aの安全性を支持 ajog.org/article/S0002-…

#東邦OBGY論文紹介(当医局員の論文) 👶20年間の日本における多胎妊娠の周産期死亡率は？ 🍀37週での出産が周産期死亡率が最も低い 🍀第二子の周産期死亡率と死産率が第一子よりも高い 🍀36週までの出産の新生児死亡率は単胎妊娠より多胎妊娠で低い (2022年の早田先生の論文) dx.plos.org/10.1371/journa…

#東邦OBGY論文紹介 👩35歳未満でFSH値が高いと染色体異常のリスクが増加する！？ 🍀35歳未満ではFSH値が高いと染色体異常のリスクが35％増加 🍀35歳以上の女性ではその傾向はみられない 🍀過剰なFSH伝達が卵母細胞の減数分裂エラーを引き起こす可能性 doi.org/10.1007/s10815…

#東邦OBGY論文紹介 🧪Zymot vs 密度勾配遠心法！RCTより 🍀Zymotは従来の密度勾配遠心法よりも受精率を有意に向上 🍀胚の正倍数性率は有意差なし 🍀男性不妊や反復流産のサブグループでは受精率および胚発生率に有意差なし fertstert.org/article/S0015-…

#東邦OBGY論文紹介 👩レスベラトロールはPCOS女性のART成功率を高める！？ランダム化三重盲検プラセボ対照試験 🍀卵子の成熟率と高品質胚の割合が向上 🍀PCOS女性のミトコンドリア生合成を促進し、酸化ストレスを低減 🍀ミトコンドリアDNAコピー数とATP含量が増加 doi.org/10.1186/s13048…

#東邦OBGY論文紹介 👩AMHは非不妊女性のAIDの累積妊娠率に影響するのか！？ 🍀非不妊女性のAID成功率はAMH値に依存しない 🍀低AMH値の女性でもAIDで高い妊娠成功率を達成 🍀低AMH値を理由にAIDを除外するべきでない doi.org/10.1007/s10815…

#東邦OBGY論文紹介 👶CTGによる脳性麻痺の原因分析！！日本の大規模研究 🍀分娩中の低酸素症が原因となるのは全体の約30％ 🍀陣痛開始後に徐々に悪化するHonのパターンは全体の約16％であり、早期管理で防ぐことができる可能性 🍀CTGによる脳性麻痺予防に新たな視点を提供 ajog.org/article/S0002-…

#東邦OBGY論文紹介 💊高リスク肥満妊婦における妊娠高血圧腎症の予防、アスピリンの適正投与量は？ 🍀162mgのアスピリンが81mgよりも有効である可能性 🍀162mgのアスピリン投与で妊娠高血圧腎症の重篤な症状が12%減少 🍀臨床利用可能なリスク因子に基づいた初のRCT ajog.org/article/S0002-…

#東邦OBGY論文紹介(当医局の抄読会) 👨父親の年齢がART成績に与える影響は!？ （担当：田中先生） 🍀女性パートナーが36歳未満でのFET周期における父親の年齢の影響を検討する大規模研究 🍀父親年齢のART成績への影響なし 🍀周産期転帰においても影響なし pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37952870/

#東邦OBGY論文紹介 👩正常高値の空腹時血糖が胚移植の結果を左右する！？ 🍀正常BMIの女性で正常高値の空腹時血糖が凍結融解胚移植の出生率を低下させる 🍀流産率を有意に上昇させる独立したリスク因子 🍀早期介入のための血糖値モニタリングの重要性 doi.org/10.1007/s10815…

#東邦OBGY論文紹介 👩妊娠第三半期の空腹時血糖値で妊娠糖尿病のリスクを検出！？ 🍀空腹時血糖値91.8mg/dL以上でスクリーニング 🍀6.3%の妊婦が新たに妊娠糖尿病と診断 🍀出産時の巨大児リスクが顕著に増加 🍀NICUへの入院率も空腹時血糖値高値群で有意に高い obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/14…

#東邦OBGY論文紹介 👩採卵後の精漿の腟内投与はART成績を向上させるのか！？ 🍀精漿は炎症性サイトカインや免疫寛容を促進する分子を含み、子宮内膜受容性を促進させる可能性が言及されている 🍀RCTではIVF-ETの臨床妊娠率、生児獲得率に有意な影響を与えなかった fertstert.org/article/S0015-…

#東邦OBGY論文紹介(当医局員の論文) 👶胎児の小脳径比率で18トリソミーの診断！？ 🍀小脳前後径と横径の比率（APCD/TCD）が18トリソミー診断に有用 🍀APCD/TCD＜0.44で感度100％、特異度95.3％ 🍀正常胎児では妊娠期間を通じて一定（中央値0.52） (2018年の鷹野先生の論文) obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jo…

#東邦OBGY論文紹介 👩妊娠初期の3DパワードプラでPASによる子宮摘出のリスクを予測できる！？ 🍀血管指数が高いとPASによる子宮摘出の必要性が高い 🍀CSP(子宮瘢痕部妊娠)はPASのリスク 🍀PASの早期診断で母体・胎児の安全性を向上させる新たな臨床指標となりうる ajog.org/article/S0002-…

#東邦OBGY論文紹介(当院の抄読会) 👩低リスク子宮頸がんに対する手術の選択。広汎vs単純子宮全摘！ (担当：齋藤先生) 🍀単純子宮全摘は広汎と比較して骨盤内再発率は非劣性、尿失禁や尿閉のリスクは有意に低い 🍀術後の生活の質や性機能においても単純子宮全摘が有利な結果 nejm.org/doi/10.1056/NE…