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(詩歌のくすり) 花はちす雀をとめてたわみけり    芥川龍之介 #詩歌のくすり #俳句 x.com/agritankamitak…

三鷹歌農書@AgriTankaMitaka

ねがひをばさしおきてなむ 花はちすあしたの露のあまたのひかり #三鷹歌農書(一八○○)#短歌 pic.twitter.com/gGaQUX53VN

本多稜@ryohhonda

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(詩歌のくすり) 言の葉の双葉なかなか芽吹かぬを案じたる日はいま語り草    長澤ちづ『振り子の時計』 #詩歌のくすり #短歌 #短歌研究社 x.com/agritankamitak…

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七月のキュウリの双葉セルトレイに生え揃ひたり秋を予約す #三鷹歌農書(一七八九)#短歌 pic.twitter.com/btQTTl7y3D

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(詩歌のくすり) 皮剝かず丸に炊きたる馬鈴薯の皮に守らるる黄身かがやけり    針谷哲純『遊走子料理帖』 #詩歌のくすり #短歌 #不識書院 x.com/agritankamitak…

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ジャガイモを丸ごと揚げて噛み潰す守る皮守らるる身も一口に #三鷹歌農書(一七七六)#短歌 pic.twitter.com/3XRilBCvUW

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(詩歌のくすり) 火をおこすやうなる咳に苦しめばカハラケツメイ、びはの葉のお茶    黒木三千代『草の譜』 #詩歌のくすり #短歌 #砂子屋書房 x.com/agritankamitak…

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枇杷の葉の厚き硬きを焙ずればマスクメロンの仄かなにほひ #三鷹歌農書(一七五七)#短歌 pic.twitter.com/A5ImN6gAXB

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(詩歌のくすり) 茄子の苗植ゑて実の生(な)る日を待てり連れ合ひは春の土を均(なら)して   外塚喬『不変』  #詩歌のくすり #短歌 #いりの舎 x.com/agritankamitak…

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長さはた丸さを取るか壮年の夏の生き方ナスビに問へり #三鷹歌農書(一七四七)#短歌 pic.twitter.com/O4lnnRyvMM

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(詩歌のくすり) 切り株に蓋して朽ちるを防ぐわざ切り株のこえ塞ぐがごとし    長澤ちづ『振り子の時計』 #詩歌のくすり #短歌 #短歌研究社 x.com/agritankamitak…

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幹折れしところ桜の牙に見え癒合剤(くすり)を塗れば声をさまりぬ #三鷹歌農書(一六八一)#短歌 pic.twitter.com/h9YVqb1V6s

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(詩歌のくすり) オオバコの野を駆けりゆくふたり子は神の子、鬼の子いれかはり走る    目黒哲朗『生きる力』 #詩歌のくすり #短歌 #本阿弥書店 x.com/agritankamitak…

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スタジアムと呼びたくもなる車前草(オオバコ)の踏まれておらね全きすがた #三鷹歌農書(一四七三)#短歌 pic.twitter.com/WOnjb0BGDr

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(詩歌のくすり) アンデスの山の畑のジャガ薯を食ひたしと思ふアンデスはるか    山田震太郎「翔る」 #詩歌のくすり #短歌 x.com/agritankamitak…

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アンデスのインカの芋を武蔵野に栗のごときを掘りて味はふ #三鷹歌農書(一七二四)#短歌 pic.twitter.com/9uvTYY5R1A

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(詩歌のくすり) 牙なせる芽を油断なく現はして偸盗のごとき冬の馬鈴薯    北沢郁子『鳩羽むらさき』 #詩歌のくすり #短歌 x.com/agritankamitak…

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掘られざれば熱に腐るか地に出るかダンシャク角のごとき芽を研ぐ #三鷹歌農書(一七ニ三)#短歌 pic.twitter.com/Xt2uvhNPmu

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(詩歌のくすり) にんじんの泥をおとしてにんじんの色があらわる人参色(にんじんいろ)が    沖ななも『ふたりごころ』 #詩歌のくすり #短歌 x.com/agritankamitak…

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間引き以後収穫期以前のニンジンも葉をかき揚げにするには宜し #三鷹歌農書(一七二二)#短歌 pic.twitter.com/1EAfWYkJ0X

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(詩歌のくすり) じゃがいもに天と地ありてまず天と地を切り落とす皮むくはつぎ    落合けい子『じゃがいもの歌』 #詩歌のくすり #短歌 x.com/agritankamitak…

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尻切つて立たせてやりぬ大方は立つこともなく終はるジャガイモ #三鷹歌農書(一七ニ一)#短歌 pic.twitter.com/ZEYnRIinqb

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(詩歌のくすり) もの言えば泣きそうになる 店頭に泥のつきたる芋を見ていて    佐伯裕子『春の旋律』 #詩歌のくすり #短歌 x.com/agritankamitak…

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なみだ嘆き悩み遠のけ足もとの土掘ればイモのわが仲間たち #三鷹歌農書(一七二○)#短歌 pic.twitter.com/RKXmQSyihU

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(詩歌のくすり) 砥石へと吸ひつくごときはがね知りステンレスなる包丁は棄つ    針谷哲純『遊走子料理帖』 #詩歌のくすり #短歌 #短歌人 #不識書院 x.com/agritankamitak…

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鋏の刃砥石吸ひつつ吸はれつつ押し引き同じ力もて研ぐ #三鷹歌農書(一六九五)#短歌 pic.twitter.com/OKsR1BTthw

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(詩歌のくすり) 夫であるきみをかなしむ私は八重咲き奇(く)しき十薬として    浦河奈々『硝子のあひる』 #詩歌のくすり #短歌 #短歌研究社 x.com/agritankamitak…

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トン族の鼓楼に響く大歌を浴びにゆきたし八重のドクダミ #三鷹歌農書(一五○三)#短歌 pic.twitter.com/n52n7TflAY

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(詩歌のくすり) 美味しいから虫に食はれた紫蘇の葉はトリミングして薬味に使ふ    浦河奈々『硝子のあひる』 #詩歌のくすり #短歌 #短歌研究社 x.com/agritankamitak…

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ナメクジに食はるるほどのハクサイの旨さ甘さを人ら知るべし #三鷹歌農書(一六六五)#短歌 pic.twitter.com/XzethimAKx

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(詩歌のくすり) ビーツのやうなこころを抱へ少女たち岸辺のひかりを連写してゆく    金田光世『遠浅の空』 #詩歌のくすり #短歌 #青磁社 x.com/agritankamitak…

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純心の際立つばかり皮剝いて切れども切れどもビーツはビーツ #三鷹歌農書(一六七七)#短歌 pic.twitter.com/sOZwenEPpA

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(詩歌のくすり) 夏の庭をちこちにある水無月の涙型なる小湖(こうみ)のかなし    中川宏子『かぼちやに変はる』 #詩歌のくすり #短歌 #角川書店 x.com/agritankamitak…

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水無月の涙型なるマジパンのローズヒップの艶を愛(かな)しむ #三鷹歌農書(一六七三)#短歌 pic.twitter.com/GBbJ5NbeJw

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(詩歌のくすり) 花粉降るひとひのをはり夕ぐれは口笛吹いて犬を呼びたし  渡英子「三鷹歌農書に」短歌人2024.06 #詩歌のくすり #短歌 #短歌人 x.com/agritankamitak…

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陽に透くるマロウの花の内がはにミツバチ花粉まみれの銀河 #三鷹歌農書(一六四○)#短歌 pic.twitter.com/U1j5ZXge5M

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(詩歌のくすり) ブラウスを紅く染めては叱られき下校途中に桑の実食べて    古川陽子『顔あげて』 #詩歌のくすり #短歌 #六花書林 #短歌人

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白い粉まぜると血が濃くなるんだとマルベリー染色実験の子は #三鷹歌農書(一六○八)#短歌

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(詩歌のくすり) 薪を割る父がしばしばつまみ出し炙りてくれし幼虫ありき    古川陽子『顔あげて』 #詩歌のくすり #短歌 #六花書林 #短歌人

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なかなかのおやつだつたよ熊蜂の胴をちぎりて蜜を吸ひしと #三鷹歌農書(一六○七)#短歌

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(詩歌のくすり) ほつこりと蒸しパンのごとき茸がふたつ小楢林の切り株の上(へ)に    古川陽子『顔あげて』 #詩歌のくすり #短歌 #六花書林 #短歌人

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廃材に腕木庇(うできひさし)を設(しつら)ふる黒キクラゲの貫禄を見よ #三鷹歌農書(一六○三)#短歌

本多稜@ryohhonda

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