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イヌタデ（犬蓼）。タデ科。別名、赤のまま、赤まんま。草藪に見いだす。 お前は歌ふな お前は赤まゝの花やとんぼの羽根を歌ふな 風のさゝやきや女の髪の毛の匂ひを歌ふな （中野重治「歌」から） pic.x.com/e2x5qw5lbr
「季刊文科」秋季号。車中小説集。広津和郎梅崎春生小島信夫中野重治等敗戦直後の列車内の物語。時刻表にない謎の列車、車両から落ちて死ぬ客を皆で笑う荒廃、入手した米を押収される理不尽など活動再開した作家たちには格好の材料だったろう。車中が主な舞台でない梅崎の「蜆」が一番面白いのは皮肉。 pic.x.com/lycovsnegc
1964年9月25日、日本共産党第11回 中央委員会総会が開幕し、神山茂夫と作家の中野重治が党を除名。後の11月第9回党大会で「志賀義雄、鈴木市蔵、神山茂夫、中野重治の除名処分承認に関する決議」が議決。これに対して4人は12月に「日本共産党（日本のこえ）」を結成し、独自の政治活動を開始した。 x.com/artscape_tha/s…
1964年11月24日、日本共産党第9回党大会開幕（30日まで）。同大会で親中国・反ソ連路線が明確化。さらにソ連派の志賀義雄・中野重治ら4名が党を除名された。こうした動きに並行して志賀や鈴木市蔵ら親ソ派は「日本共産党（日本のこえ）」を結成、野間宏らの文化人も同調し離党した。 pic.x.com/xznvbrgdao
中野重治『むらぎも』#読了 作者のモデル片口安吉は、共産主義の日本での在り方に悩み、大正天皇崩御を他人事とは思えず、労働者と行動をともにする中で文芸への道を志す。曰く、「国家権力を敵と措定して、そのことであらゆる迫害のなかへ追い込まれて行くことの中に実現する幸福を私は選択する」 pic.x.com/a3l6aapb6q
新宿駅構内時計のこと - 本はねころんで vzf12576.hatenablog.com/entry/2024/09/… #中野重治 #小沢信男 #南陀楼綾繁 小沢信男さんのエッセイに導かれて、中野重治「空想家とシナリオ」を読むことにです。８０ページほどの短編ですが、なかなかペースつかめず苦戦。それにしても、中野重治さんは読まれているのかな
しかし「大江健三郎柄谷行人全対話」を読んでいるうちに、中野重治を読みたい‥と思いたち、安部公房をソッコー返却「中野重治全集」（全２９巻Σ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ)１巻を借りることにしようと決意
野田佳彦が立憲民主党の代表選に勝利したと知り、野田と石破茂は何が違うのだろうか？と考え、中野重治の「ちょっとの違い、それが困る」になるといいななどと思いつつ帰ると、どっかのニュースで野田と石破の違いは？って話しをやっていたと妻が教えてくれた。まあ誰だってそんなこと、考えるよな。
① 浪 中野重治作 人も犬もいなくて浪だけがある 浪は白浪でたえまなくくずれている 浪は走つてきてだまつてくずれている 浪は再び走つてきてだまつてくずれている 人も犬もいない 浪のくずれるところに不断に風がおこる 風は磯の香をふくんでしぶきに濡れている 浪は朝からくずれている
書庫見学後、『戦旗』のうち「蟹工船」連載第1回、「太陽のない街」連載第1回、中野重治「春さきの風」掲載号、新美南吉「おぢいさんのランプ」初版などを、実際に閲覧室で手に取ってゆっくり拝読しました。（閲覧室利用料100円） 当時の人の臨場感あふれる書き込みもあり。
味噌も糞も一緒 善悪・優劣・清濁など、性質の異なるものを区別せずひとつにすること。何もかもごちゃまぜにすること。 「その動機、態度、精神などをよく落ち着いてみることもしないで、味噌もくそも一緒くたにして」(出典：中野重治論‐晴れた時間（1946）〈荒正人〉) kotobank.jp/word/%E5%91%B3…
『中野重治詩集』（岩波文庫）読了。大道芸人から虫まで出でくる。彼らに向けられた視線の温かさがいい。僕が好きなのは「真夜中の蝉」。「真夜中になって/風も落ちたし/みんな寝てしまうし/何時ごろやら見当もつかぬのに/杉の木のあたりにいて/じいつというて鳴く/じつに馬鹿だ」(69)愛情があるね。
この本を読んでいる最中、無性に小説が恋しくなった。山本周五郎の『虚空遍歴』の続きを早く読みたいとか、漱石の文庫もやっつけたいとか、中野重治の『梨の花』、長塚節の『土』はどこへ仕舞ったかとか、小林多喜二やチェーホフもどっかにあったとか。で、ご無沙汰していた北村透谷の文庫に捕まった。
↑ 詩が書かれた戦前と今が同じ空気です。多くの日本人は気づいていません。戦争の足音が聞こえます。 --- 中野 重治（1902年 - 1979年）は、小説家・詩人・評論家・政治家。代表作に小説『歌のわかれ』『むらぎも』『梨の花』『甲乙丙丁』、評論『斎藤茂吉ノオト』、詩集『中野重治詩集』など
新聞をつくる人びとに --- 前略 おれたちは待っている 正確な報道といつわりのない報道を だれにも遠慮のない 何ものをも恐れない 事実そのままの報道を それの最初の報道を 後略 --- 中野重治詩集（岩波文庫）
考えてみれば、この大江の前段階には、中野重治の「雨の降る品川駅」のように、プロレタリア前衛としての朝鮮人、という（のちに中野自身が自己批判する）イメージもあった。 x.com/accentdeverite…
大江健三郎の初期作品（たとえば『遅れてきた青年』）を読むと、WWII後日本の朝鮮半島出身者の問題は、その後の差別問題というのとはちょっと違った視点からはっきり意識されていたと思うけどな。 x.com/anatatachi_ohn…
中野重治による皇室や安倍能成への攻撃に志賀直哉が怒り、新日本文学会を脱退した件。志賀の弟子たる阿川弘之が岩波の『図書』連載の『志賀直哉』に経緯を詳述。左翼には面白くなかつた筈だが、尊皇家の阿川は我が意を得たりの思ひであつたかも。当初『世界』への連載を打診されたが、阿川は拒絶した。
漱石鷗外の名を冠した賞はあるのか。寡聞にして知らぬ。多喜二・百合子賞及び野呂栄太郎賞で受賞者が日共の党員でなかつたことはあるのか。中野重治も実家がある自治体が賞を運営して居たが市町村合併で廃止に。あれも受賞すると、やはり色がついてしまふ賞でなかつたか。自治体側も内心清々したかも。
中野重治と政治的立場は違います。が、個人として信念をつらぬき、他者のそれも尊重し、それを侵す者は認めないという真摯さが、中野重治にも認めてもらえたのかなあと思うと、しみじみしたものを感じるのでした
実際に、若いころに中野重治が弴の作品について書いた論評を読むと、「小説がうまい。でもそれがなに？」というすげないもので、正面から取り上げることもほとんどありません。賞賛も論難もするまでもなかったのでしょう。「数行しか書いてこなかった」と述べているのもうなずかれます。
里見弴の作品は、「遊郭で芸妓と恋愛する恋愛小説」というパブリックイメージもありますし、まさにザ・ブルジョワ。特に若いころの中野重治にとって「肌に合わな」かっただろうことはよく理解できます。
この人というのが里見弴のことですね。 昭和初期プロレタリアに圧されて、弴先生（だけではないんだけど）がたいへんな窮状にあったことを踏まえて中野重治のこの随筆を読むと、グッとくるものがあります。
「私は、長いあいだ、あれこれと書いてきた。 そのなかで、この人については…自分中心にして肌の合わぬように思っていたこともある。 …しかし今、そこにいささかの変化が来た。突然にではない」 中野重治「書いておいてほしいもの」中野重治全集28／P154 pic.x.com/gfcc58hdij
知識は能力となる時に貴い。（中野重治） いくら知識が豊富でも、それを使えなければ意味がない。データをたくさん集めていても、必要な時に出てこないようでは困る。実際に使いこなす能力こそが重要。
武井昭夫の中野重治に対する厳しい評価は、「日本の革命運動の伝統の革命的批判」を、言ったまま実践―創作上のそれを含む―しなかった、ということにつきる。武井昭夫の大西巨人に対する甘い評価は、革命家でもない大西巨人が、創作上の実践としては中野以上の仕事をした、てことにつきるのではないか。
大西巨人は中野重治批判もしてるが、全体としての評価は高く、武井昭夫の中野評価を上回る。武井の中野評価は、中野を一革命家として見た場合、そこには見逃し得ない弱点が見出され、それは作品にも影を落としている、というもの。だから単なる中野文学ファンは、〈思想運動〉に定着しなかったという。
これでも今4冊並行して読みかけの本があるくらいには本買ってるし読んでるし（佐多稲子・中野重治・近松秋江・小金井喜美子）、三文豪の記念館は展示替えの度に最低一度ずつは見に行くようにしているし、もう生活の一部になっている
9月12日 オオイヌタデ(大犬蓼) #花めくり 秋ですね。 もっと桃色が濃いイヌタデは、レトロなおままごとの定番で、お赤飯に見立てられアカママの草とも。 中野重治の詩や堀辰雄の「幼年時代」、岸田劉生の麗子像にもこの花を持つ作品があったなあ。こっちは色が薄いオオイヌタデですが……… pic.x.com/pyxzclaocn
返信先:@bulletshowerもちろん中野重治の著作名からとってるわけですが、僕も読んでません 弾圧で活動家がどんどんいなくなる中で、誰かれなく緊急に幹部にならざるを得ない状況かと われわれの年代から下は党員が少ないため、候補者需要は緊急順不同的に満たされねばならない。 党歴が浅くても、経験が不足していても
返信先:@kenken6812SNSがあるから、一部でもわかるようになったと思います。もう少し時間が経つと、もっとSNSに投稿されるようになるのではないでしょうか。 中野重治はあんまり読んでないので、ごめんなさい
再読です。 竹内栄美子「戦後日本、中野重治という良心」平凡社新書(平凡社)。 中野重治、まさにタイトル通りの生き方しました。 #戦後日本、中野重治という良心 #竹内栄美子 #平凡社 pic.x.com/h5a8xmpcs4
特筆すべきは、斎藤茂太、北杜夫、室生犀星、中野重治、宇野浩二といった、文学者の眼から見た斎藤茂吉が描かれていること。宇野浩二さんが語る「接吻」や「仏法僧鳥」など短歌以外の散文にも触れられて、非常に面白かったです。
失敗の本質、ナショナリズム、アナーキズム、展望昭和二十一年七月号、立花隆嘘八百の研究、知立国家イスラエル、ニセ学生マニュアル死闘篇、ファシストを演じた人々、日本浪漫派その周辺、魯迅入門、戦後日本中野重治という良心、ゲーテカーライル往復書簡、砦に拠る、無政府主義者はかく答ふ、
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