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羅老中失礼します。 海に煌めく光の粒と亡き夫が最期に見たであろう観念の光が交わる「幻の光」、どんな女にもなれる術を今日が最後の花の中に透かし見る「夜桜」、などと心中に鮮やかな瞬間が描かれまくり、一人の人間が死のうと決心するに至る様々な理由に思いを馳せ。 #ダシヨ読了 #宮本輝 #幻の光 pic.x.com/abmkyzfitf
羅老中失礼します。 「この世界には、使い古され、誰もが心地いい言葉が溢れていて、わたしのような人間を苦しめる。大勢が頷ける言葉は、その言葉に頷けない者達を、疎外感によって苦しめることがある」一見救いはないけど、月的というか、闇に照らされたような読後感。 #ダシヨ読了 #中村文則 #王国 pic.x.com/bjtd2n7fbd
羅老中失礼します。 遥か高く遠く、光の過剰ゆえ不可視のまま、世界の中心にそびえる時空の原点「類推の山」、その至高点へ向かう共鳴者たちとの冒険は存外ポップで、挿話「空虚人と苦薔薇の物語」もグレイト、「で、あなたは、いったい何を探しもとめているのか?」 #ダシヨ読了 #ドーマル #類推の山 pic.x.com/luaonykjoy
羅老中失礼します。 タイトルに惹かれて購入、昔の新宿の街並みが新鮮で、「変わったけれど変わってない、新宿を新宿たらしめる空気感のようなもの」に驚き、終盤に物語の様々がまとまってうねる描写に心躍り、憂鬱でも「素晴らしい」の側に無事着地。 #ダシヨ読了 #椎名誠 #長く素晴らしく憂鬱な一日 pic.x.com/cpkqbx4d4o
羅老中失礼します。 「むらさきのスカートの女」について不穏に語られる、それを語っている「黄色いカーディガンの女」の方が不穏に感じられてくる、二人の人生が絡まる、不穏の濃度が高まる、何通りか解釈できそうだけども、わからない浮遊感が至極。 #ダシヨ読了 #今村夏子 #むらさきのスカートの女 pic.x.com/ir6vbttdnl
羅老中失礼します。 少女目線で描かれる母の影、「どうせすごく嫌なことを言われてるってわかった」「子どもにそんな口のきき方しちゃいけないでしょって思ったけど、大人にそんな口のきき方しちゃいけないから、ただ思うだけにしといた」幼い頃の様々が蘇りぎゃふん。 #ダシヨ読了 #尾崎世界観 #母影 pic.x.com/ishionpeqr
羅老中失礼します。 湖上で暮らす青年が狐憑きに…目の前のミイラは前世の自分だ…文字の精霊がもたらす災い…悪夢から救ってくれた牛似の男は…などなど古今東西を舞台に物語の跳躍力が素晴らしく、生活に基づく「斗南先生」や「虎狩」はほっこり優しい手触りで、教養! #ダシヨ読了 #中島敦 #文字禍 pic.x.com/g1cacrt4gn
羅老中失礼します。 「きっと僕たちが認識している世界とは全く別の地図を持っていて、そこでは正常に動いてるはずなんだ」親族の死、介護問題などなど年齢的にも共感共感と読み進める内に気付けばアンドロメダに到着している心地よさ、さて自分はどう向き合う。 #ダシヨ読了 #坂口恭平 #徘徊タクシー pic.x.com/p2kxzggorp