初代の天皇以来およそ二千年、皇位が男系の血筋により受け継がれてきた歴史を前に、現代でやめてもいいという考えはまったく理解できない。おそらく歴史なんてどうでもいいという考えなのだろう。歴史を大事だと考える人は、皇位の男系継承を守ろう。

男系継承を続けようが、女系を容認しようが、もはや旧皇族の助けは不可避になっている。この現実を受け入れて、粛々と男系の皇統を守っていこう。

皇位の男系継承は男尊女卑という意見があるがまったく正反対。歴史的な女性天皇は天皇・皇太子の未亡人か生涯独身だった。そんなことを法制度化するのは女性に対する非人道的行為であるから、皇位は原則に基づき男系男子が担っていくことになった。まさに女性皇族のことを思いやって決めたこと。

時代にあわせて変わっていくべき、だから女系天皇賛成という意見は、時代にあわせて皇室はもはや必要ないという流れになったとき無力となる。これまで時代が変わっても、変わらなかったこと。それが皇位の男系継承。伝統を守ることがどんな時代になっても皇室を永続させることになる。

女系天皇賛成論の人は左翼。男系継承を守ろうとする人は保守。左翼の皇室論だけは入れてはいけない。

おかしなことは長く続かない。時間の中で淘汰される。中国共産党政権が千年も続くはずがないし、北朝鮮の金体制も同じ。皇位の男系継承を因習だと言う人がいるが、因習であれば時間の淘汰を超えて残り続けることはない。本質的に大切なことを含んでいるから時代を超えてずっと残り続けているのだ。

昔から言われていることは「美しいものは正しい」ということ。美徳とはそういうこと。美談という言葉もある。天皇の始まりから現在まで、皇統が男系の血筋により続いていることは見事であり、それは美しくもある。こういう美的感覚のない日本人は危ないと思う。本来の日本人の感性を取り戻さないと。

30歳未満の皇族女性は佳子さま（29）と愛子さま（22）だけ。女系天皇賛成論の人は、女系継承を容認しても皇位継承危機になった場合のことをどう考えているのだろうか。皇室を安定させていくには旧皇族方の助けは不可欠。そこは共有すべきなんじゃないかな。

正統性とは時間がつくる。二千年受け継がれてきた男系の血筋による皇統を崩すと、また正統性ができるのに二千年かかることを理解しないといけない。

伝統に対して目先の合理的な判断をしてはいけない。例えば、高校野球は甲子園よりドーム球場で開催したほうが、雨で中止になることもなく、温度も快適だ。でも、高校球児はそういう合理的なことよりも、伝統のある甲子園球場で試合がしたいのだ。時間がつくる正統性とはそういうこと。皇室も同じ。

おかしなことは長く続かない。時間の中で淘汰される。幾世代もの取捨選択に耐え抜いたものが伝統であり、皇位の男系継承は初代から二千年続いている。ここに数え切れないの先人たちの叡智が詰まっているのだ。

天皇はじまって以来、二千年続いていることを止めるとなると、普通は抵抗を感じるはず。みんな知らないだけ。知れば知るほど、とんでもない判断をしようとしていたことを痛感するだろう。

国家の歴史とは過去・現在・未来へのバトンの受け渡し。先人たちが守りつなげてきた皇位の男系継承というバトンを現代人が捨ててしまうようなことがあってはならない。

ゴー宣カルト道場の人たちは、やたらと女性天皇の国民支持は高いと言って絡んでくるんだけど、その人たちのアカウントを見ると支持が異常に少ない。リポストもいいねも全然ない。これってどういうこと？笑

世界最古の王朝である天皇を守ってきたのは、初代から続く男系の血統。これが正統性となり、権威と成り、誰も手出しができなくなった。時間に勝るものはない。いまその時間を捨てようと言っているのが女系天皇賛成論。日本人としてはありえない選択だ。

女系天皇賛成論の人は、左翼が多いらしい。まあ、皇統断絶を目論むから当然か。