退屈している人間が求めているのは楽しいことではなくて、興奮できることなのである。興奮できればいい。だから今日を昨日から区別してくれる事件の内容は、不幸であっても構わないのである。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/2Q9TtGL

環世界論から見出される人間と動物との差異とは何か？それは人間がその他の動物に比べて極めて高い環世界間移動能力を持っているということである。人間は動物に比べて比較的容易に環世界を移動する。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

こう考えると、「意志」と「選択」を分けて考えることができるようになります。 #責任の生成 #國分功一郎 #熊谷晋一郎 amzn.to/3h3f3qG

ところが、そうではない人たちがいる。彼らにとっては仕事は楽しいのが当然である。彼らは報酬の多少にかかわらず最善の努力をする。給料が重要なわけではない。彼らにとっては他人から尊敬されることこそが、仕事における満足の重要な源泉。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

何かに打ち込みたい。自分の命を賭けてまでも達成したいと思える重大な使命に身を投じたい。なのに、そんな使命はどこにも見当たらない。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

世間が面白くないときは勉強に限る。失業の救済はどうするか知らないが個人の救済は勉強だ。 #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

このパーティーや私の行為のどこかに気晴らしが存在するのではなくて、実は、そこでの立ち振る舞いの全体、ひいてはそのパーティー全体が気晴らしであるのだ。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

労働者を使って暴利を貪りたいのであれば、実は労働者に無理を強いることは不都合なのだ。労働者に適度に余暇を与え、最高の状態で働かせること。資本にとっては実はこれが最も都合が良いのだ。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/2Q9TtGL

自信の欠如ゆえに他人を見下し、それによって自分のプライドを維持しているというこの構造そのものが問題なのに、そこには思い至らない。というか、思い至りたくない。思い至ったら自信のなさに直面することになるから。 #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

各コマの停止とスクリーンの暗転が18分の1秒以内に行われると、暗い部分は私たちの目には感じられないのである。逆に言えば、それ以上の時間がかかると映像がちらちらする。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

動物は、健康で、食べる物が十分にある限り幸福である。人間も当然そうだと思われるのだが、現代世界ではそうではない。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

歪みが「破綻」へと向かうのならば、それはむしろ幸運である。歪みを抱えたまま、歪んだ状態が続いていく可能性こそが最も恐ろしいということです。 #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

人は獲物が欲しいのではない。退屈から逃れたいから、気晴らしをしたいから、ひいては、みじめな人間の運命から眼をそらしたいから、狩りに行くのである。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/2Q9TtGL

ミツバチは何らかの仕方で満腹を感じるのだろう。この満腹というシグナルが、飛び去るという次の動作を導く。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

ルソーによれば、自然人はいかなる束縛も受けずに自由に生きています。確かに誰かと一夜を共にすることもあるだろう。しかし、いかなる束縛もなければ、人間はその後、その相手と一緒にいるはずがないとルソーは言います。 #責任の生成 #國分功一郎 #熊谷晋一郎 amzn.to/3h3f3qG

どこかで獲得し、強く信仰している「こうしなければならない」という思い込みは少しも責任の根拠になりません。 #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

産業は主体がなにをどう受け取るのかを先取りし、あらかじめ受け取られ方の決められたものを主体に差し出している。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

習慣は人間を一定の安定した状態に保つ。何かを反復することで習慣が生じる。というこよは、何かが快いからそれを反復するのではなくて、反復するから習慣が生じ、それによって快がえられるのである。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

理想の自己イメージって、結構、昔見たドラマとか漫画の主人公とかそういうものに基づいて作られていることが多いんですよ。「あいつみたいになりたい」とかそんなもん。 #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

当事者研究を必要と感じる人達は、「見えにくい障害」のそばに側にいることが多く、自らの必然的法則がつかめない状況にあることが多いのです。 #責任の生成 #國分功一郎 #熊谷晋一郎 amzn.to/3h3f3qG

高度消費社会においては、供給が需要に先行している。いや、それどころか、供給側が需要を操作している。つまり、生産者が消費者に「あなたが欲しいのはこれなんですよ」と語りかけ、それをかわせるようにしている、と。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

余暇はもはや活動が停止する時間ではない。それは非生産的活動を消費する時間である。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

相手が言っていることに従い、それをどんどん突き詰めていくことで矛盾に追い込むのがソクラテスの常套手段でした。 #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

それでの数分間、想像力のポテンシャルを最大限に発揮しつつ、視覚の解像度を限りなく高めて凝視していた対象が、射精という一瞬の身体的変化を経ることで、全く無価値のものになってしまうのです。 #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

こう考えると、「意志」と「選択」を分けて考えることができるようになります。 #責任の生成 #國分功一郎 #熊谷晋一郎 amzn.to/3h3f3qG

小さい子供の許容量をこえて予測誤差が入ってくる場合がある。このような経験は、予測の更新という通常の仕方では慣れることができません。そうした閾値を超えた予測誤差のことを私たちはトラウマと呼んでいるのだと #責任の生成 #國分功一郎 #熊谷晋一郎 amzn.to/3h3f3qG

相手がやろうとしていることを変更させるためには、相手を満足させなければなりません。 #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

プラス思考はなぜ可能になるのでしょうか？そして、プラス思考の人はなぜ悲観的な人を見ると腹がたつのでしょうか？ #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

売場の試行錯誤をしながら長く大事にしてきた1冊が多くの方々に手を取っていただいているようで大変嬉しいです！ありがとうございます😂🙌3？4？回目の店頭在庫切れで申し訳ございません！ #暇と退屈の倫理学 #國分功一郎 #新潮社 pic.twitter.com/MEE2qN25O4

僕の目論見というのは、一見したところライトな問題に思える「退屈」を、意図的に哲学的に扱うということでした。しかし実際には退屈は精神疾患と地続きだった。退屈はライトどころか、ヘビーな問題だったわけです。 #責任の生成 #國分功一郎 #熊谷晋一郎 amzn.to/3h3f3qG

これバチクソ面白い！ 欲してる答えというか一種の回答が書かれてる！ よく「暇してる？」ってお尋ねあるけど「暇してねぇーよ、退屈はしてるけど」って答えるオレの考えがそのまま書かれてる気がしてならない。 #暇と退屈の倫理学 #國分功一郎 pic.twitter.com/2QrsAtgksa

頑張れば何かが解決するわけじゃない。頑張るんじゃなくて、考えることの方が必要です。そして考えるためには、情報とその分析が必要です。 #國分功一郎 #哲学の先生と人生の話をしよう amzn.to/3crnWrr

今日は母の年１検査DAY。ひたすら待つ身なので『#暇と退屈の倫理学 』を読む。これぞ待ち時間の友たる本では…？ #國分功一郎 #新潮文庫 pic.twitter.com/OkIMDFgoJh

今日、広告は消費者の「個性」を煽り、消費者が消費によって「個性的」になることを求める。消費者は「個性的」でなければならないという強迫観念を抱く。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

ラッセルはこんなことを言っている。「教育は以前、多分に楽しむ能力を訓練することだと考えられていた」。楽しむためには準備が不可欠だということ、楽しめるようになるには訓練が必要だということである。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

新しい階級の子供たちは小さい頃から、満足の得られるとうな職業、労働ではなくて楽しみを含んでいるような職業を見つけることの重要性を念入りに教えて込まれている。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

問題はそこで追及される「個性」が一体なんなのか誰にもわからないということである。したがって「個性」は決して完成しない。つまり、消費によって「個性」を追い求めるとき、人が満足に到達することがない。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

なぜ人は暇の中で退屈してしまうのか？そもそも退屈とは何か？こうして暇の中でいかに生きるべきか、退屈とどう向き合うべきかという問いがあらわれる。 #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ

宣伝文句に煽られて、要りもしない車や服を買わされている。歴史のはざまで生きる目標が何もない、世界大戦もなく、大恐慌もない、俺たちの戦争は魂の戦い、毎日の生活が大恐慌だ #國分功一郎 #暇と退屈の倫理学 amzn.to/3vVweAQ