#読書ノート　(5)-45 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　国家にとっての　#祭祀　と　#宗教 　国家体制の確立過程において、国家支配を支えるイデオロギーも整えられてきた。日本における[#やおよろず]の神の存在は、各地の神の存在を認めたまま、それをひとつの体系の--

#読書ノート　(5)-44 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと #国家と役人 　国家の　#軍隊　の創出 　軍団の成立 　七世紀後半の　#百済戦争までは、地方豪族が支配下の人々のなかから徴兵した部隊で軍勢を形成していた。 　徴発された　#兵士は、諸国に設置された　#軍団の--

#読書ノート　(5)-43 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　国家と　#役人 [先進]的律令制 　#戸籍.計帳をつくる 　七世紀の後半、#天智天皇　九年(670)になって、はじめての戸籍である 庚午年籍(こうごねんじゃく)がつくられた。この背景となったのは、唐と新羅の連合軍に--

#読書ノート　(5)-42 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　国家と　#役人 　#紙と木の書類 　#文書　による行政運営は、大宝律令の施行により、末図のような官司機構とともに本格的に整備されてきた。そのため、八世紀になってから、全国各地からの報告書は飛躍的に増大した。

#読書ノート　(5)-41 #日本の歴史　#小学館版　 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　国家と役人(続) 　#役人と支配の言葉 　目に見せる　#文書 　官司(かんし　役所)機構を運営するうえで、律令制では書式を定めた文書でやりとりをしていた。文書の様式は、唐の律令の体系を取り入れて定め--

#読書ノート　(5)-40 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　国家と役人(続) #国家　の組織と技術の独占 　国家の　#官僚制　を運営していくには、そのための知識や技術が必要である。そのために必要な人材育成は、中央の官吏養成機関である　#大学寮(だいがくりょう)や、---

#読書ノート　(5)-39 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　国家と技術の独占 #手工業技術者　の確保 　国家は役人だけでは動かない。必要な物資の調達や建設事業のために、確かな専門の技量を持った様々な技術者をどのように確保するかは、国家にとって重要な問題であった。

#読書ノート　(5)-38 #日本の歴史　#小学館版　　 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　役人の始まり #常勤　と　#交替勤務、中央と地方 　当時の官人は、五日勤務して一日の休日をくりかえす、いわば常勤職員形態と、順番で交替勤務をする者とがいた。常勤職員は、#下級職員　である。

#読書ノート　(5)-37 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　国家と役人 　制服と作法(続) 　右襟の徹底のほかにも、新たな服装として取り入れられたものに、#把笏(はしゃく　束帯着用の際に右手に持つ儀礼用の板片)がある。これも遣唐使による知見の導入がきっかけであったと--

#読書ノート　(5)-36 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　第四章　国家と役人 　#役人　のはじまり 　#服装　と　#作法 　国家制度が確立していくなかで、役人として勤務する立場も整えられていく。603年の[#冠位十二階]の制によって、上下の格付けがなされ、いくつかの--

#読書ノート　(5)-35 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　隼人.南島.西海と[日本](続) 　南島との交流 　九州よりもさらに南には、#台湾　までの間にいくつもの島が連なる。七世紀にはこうした南島との交易がうかがわれる。[日本書紀]には、推古天皇24年(616)に　#掖玖(やく-

#読書ノート　(5)-34 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　#隼人.南島.西海と[日本] 　#隼人社会との交流　 　九州南部には、独自の様式の墓が造られており　#地下式横穴墓　と呼ばれている。2m程の深さの竪穴を入り口として、その深さから水平に　#玄室(げんしつ)を掘り--

#読書ノート　(5)-33 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと #蝦夷の地と日本 　そもそも蝦夷とな何か(続) 　八世紀の蝦夷を考えるうえで、蝦夷の　#生業　をみるのは重要な視点である。[#日本書紀]では、#阿倍比羅夫　と出会った秋田の蝦夷が[自分たちは肉を食らう習慣が--

#読書ノート　(5)--32 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　#蝦夷　の地と[日本] 七世紀の北方社会と[日本]の交流 　五世紀には　#倭王武(読者補足　わおうぶ　5人の倭王の一人)が[東は毛人-えみし-を征すること五十五国]と称した東国(とうごく)は、#ヤマト王権　にとって--

#読書ノート　5-(31) #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家の万葉びと 　奈良時代の　#国際化 日本社会のなかの　#異国人 　奈良時代に唐から日本にやってきたのは、　#鑑真　一行だけではない。数は少ないが、様々な事情でやってきた人々がいた。例えば、日本人と唐人との間に生まれた--

#読書ノート　(5)-30 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　唐における日本人と唐からみた日本(続き) 　唐人の見た日本(続き) 　753年に日本への渡来を果たした鑑真も、来日が実現するまでには長い道のりがあった。　 　戒師(補注記　出家希望者に戒--守るべき戒律　--を

#読書ノート　(5)-29 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　唐における日本人と唐からみた日本 　中国での名のり 　[#郷に入っては郷に従え]とは現在もよく使われる諺であるが、中国においては日本人も　#中国風　になる努力をしたらしい。その一つが、自分の名前を---

#読書ノート　(5)-28 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　#留学僧の辛苦 　留学生に比べて、留学僧には厄介な問題が起こりえた。唐では宗教として仏教とともに　#道教(読者補記　どうきょう　#漢民族の伝統宗教。黃帝.#老子を教祖と仰ぐ。唐代には宮廷の保護を受けて全盛)

#読書ノート　(5)-27 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　唐における日本人と唐からみた日本 　#遣唐使　と #留学生 遣唐使として唐に渡った人々のなかにも、唐の社会で生きていった人々がいる。有名な　#安倍仲麻呂は、留学生として717年に弱冠17歳で渡唐し、中央学府--

#読書ノート　(5)-26 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　移民と東国社会 　七世紀末から八世紀初頭にかけての時期は、#日本書紀　や続日本書紀によると、朝鮮半島から渡ってきた人々を何度も東国へ集団移転させていた。七世紀後半における朝鮮半島での動乱の結果、集団で---

#読書ノート　(5)-25 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　日本の内と外 #仏教の始まり(続) 　ただし、[日本書紀]ではこの翌年(553)に、大阪湾で見つかった楠の木から仏像を作らせたとの記事があることから、仏像礼拝自体は完全に否定されてもいなかった。その後、百済--

#読書ノート　(5)-24 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 #律令国家と万葉びと 　日本の内と外 #仏教の始まり 　渡来人.帰化人が持ち込んだ文化のひとつに、仏教信仰がある。[日本書紀]には、552年に百済の聖明王から欽明天皇に対して、金銅釈迦像一体とこれを荘厳するための幡(ばん　ハタのこと)、

#読書ノート　(5)-23 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 第三章　[日本]の内と外 　#渡来人.#帰化人　と日本社会 　渡来人.帰化人の波 　歴史教育において扱い方の難しい用語の一つに、[帰化人]という語がある。おもに５世紀初頭以降に、#朝鮮半島　から日本列島に渡ってきて倭の支配下に---

#読書ノート　(5)-22 #日本の歴史　#小学館版 #飛鳥奈良時代 　東アジアのなかの日本列島 東アジアの八世紀と日本 　#桓武天皇　と渡来系氏族 　781年に即位した　#桓武天皇　の時代である八世紀末には、中国文化への理解が進み、国家運営にもさまざまな中国的要素が取り入れられた。桓武天皇は--