#高校の日本史の勉強法 日本史の勉強法のまとめ (4) 出来事の記憶の観点： ・個々の出来事について，サブ情報として５Ｗ１Ｈを意識する。 ・「なぜそれが起きたのか？」と繰り返し問いかけて，根本へさかのぼる。 ・この出来事は「誰の利益が目当てで起きたか？」という根底の動機を分析する。

#高校の日本史の勉強法 日本史の勉強法のまとめ (3) センター試験などマーク式の対策： ・律儀に完璧に覚えようとするな！断片的な記憶のとっかかりを活用する「連想ゲーム」として楽しむ。 ・正答の選択肢を選ぶのは，語句ごとに印を付けながらの「間違い探しゲーム」として楽しむ。

#高校の日本史の勉強法 日本史の勉強法のまとめ (2) 右脳を使った学習： ・漫画や動画を活用して，人物のイメージを膨らませる。 ・「映像の世紀」BGMなどのメディアも…。 ・日本史は通史と文化史の２本柱。どちらも軽視してはいけない。 ・文化史はビジュアルな資料集を使って目に焼き付ける。

#高校の日本史の勉強法 ここまで「日本史の勉強法」を紹介しました。 日本史の勉強法のまとめ (1) 基本的な学習方法： ・まず流れをつかみ，だんだん解像度を上げてゆく。 ・流れとは，出来事の前後のつながりや，因果関係(原因と結果)を大事にすること ・寝る前に暗記作業すると記憶がはかどる

#高校の日本史の勉強法 出来事の根底となる動機や利権の分析 例 日清・日露戦争 (1) 利権 日本は勢力を維持したい。 (2) 思想 (1)のためにロシアの南下を防止すべき。 (3) 権力・支配権 (2)のために朝鮮半島の統治権を奪取したい。 (4) 戦争 (3)のために日清戦争(1894)と日露戦争(1904)開戦

#高校の日本史の勉強法 まとめると，歴史上の出来事には 出来事が発生した「根本的な動機」を 「利益」に基づいて分析する 共通の枠組みがある。ということ。 (1) だれの利益が目当て？ (2) そのための思想や派閥は？ (3) それら思想を掲げて動く権力者や国はだれ？ (4) それら権力者同士の争い

#高校の日本史の勉強法 「利益」を得るため 「派閥・思想」が発生し その思想を叶えるため 複数の「権力候補」が現れると… ↓ 戦争。 または権力争いの抗争　が起きる！ 例： 朝廷と幕府 両方とも目指しているのは攘夷運動だが どちらがそれを実行するかで争う (倒幕運動・薩長同盟～戊辰戦争)

#高校の日本史の勉強法 「利益」を得るために 「派閥・思想」が発生すると…， 次は その思想を叶えるために 複数の「権力候補」が現れる。 例： 攘夷思想を実現するために 「幕府が攘夷しよう」 「いや，朝廷が攘夷しよう」 のように その思想を実行したい者の候補(権力者候補)が 複数現れる。

#高校の日本史の勉強法 利益を得るために 「派閥」や「思想」が発生する。 例： 「国内にコメが欲しい」(利益への欲求) ↓ 「コメが手に入らないのは 外国人による生糸買い占めで物価が上がったせいだ。 外国人を追い出せ！」（＝攘夷思想） こうして，利益への欲求から 思想や派閥が生まれる。

#高校の日本史の勉強法 歴史の出来事はなぜ起こるか？ 真っ先に 何かの「経済的な利益・利権」が欲しい という動機が全ての事象の根底にある。 民衆が食物が欲しいとか 豪族が資産増やしたいとか 特定の宗教の信者を増やすことで，政治体制が国内を統率したり，宗教体制が寄付金を増やしたいとか

#高校の日本史の勉強法 「誰の "利益・利権" が狙いか？」 歴史の出来事の動機って 突き詰めると ・農民が食糧を欲しいから起きた(国内経済，コメ) ・権力者が，自分や自国の資産や名声を増やしたいから起きた ・思想(宗教等)の勢力を拡大したいので起きた のどれか。何かの利権目当てなんです

#高校の日本史の勉強法 出来事の記憶法は ・「5W1Hを意識」 ・「前後のつながりを意識」 の他にもあります。 それは 「この出来事って 誰のメリット(利益)のために起きた出来事？」 という見方です。 あらゆる出来事には だれか「利益享受者」がおり， 利権(利益)を狙って事件が起きるのです。

#高校の日本史の勉強法 東大の二次試験で，日本史の出題意図 u-tokyo.ac.jp/content/400112… ・暗記だけでなく理解しているか？ ・出来事間の相互の影響や関係を把握しているか？ ・設問で尋ねている事に対し，的確に絞って論理的に回答できるか？ 単語そのものより，単語と単語を結ぶ因果関係が大事。

#高校の日本史の勉強法 東進や山川の「一問一答」系では 【説明から単語】を答えさせる。 が，センター試験などでは その逆で 【単語から(正しい)説明】を選ばせたりする。 なので，一問一答は ページの 左側→右側 だけでなく 右側→左側　も連想できるように 訓練しておこう！

#高校の日本史の勉強法 出来事は「５Ｗ１Ｈ」を意識して覚えよう！ WHAT：何という名前の出来事？ WHEN：何年のいつ起きた？ WHO：誰が誰を相手に起こした？ WHERE：どこで起きた？ WHY：なぜその出来事が起きた？(★重要) HOW：他の出来事と比較すると，特に今回はどういう特徴がある？(★重要)

#高校の日本史の勉強法 歴史の勉強は「流れ」が大事…。 でも「流れ」って何？？ →前後の出来事とのつながりです。 ・原因：なぜその出来事が起きた？(前) ・本体：出来事そのものはどういう内容？ ・結果：その出来事の結果，何につながった？(後) 前後の因果関係を説明できるように！

#高校の日本史の勉強法 覚えるべき情報，どう整理する？ 一つの方法は 「粗い解像度から，解像度を細かくしてゆく」 というもの。 ある期間の歴史が ・大分類：100年単位で ・中分類：10年単位で ・小分類：1年単位で それぞれどんな時代だったか 何も見ないで，自分の言葉で説明できますか？

#高校の日本史の勉強法 大きな図書館をイメージして下さい。 売ってる本が ・ジャンル(大分類)や ・コーナー(中分類)や ・本棚の段数(小分類)で 分類されていれば 欲しい本を すぐ見つけ出せますね！ 歴史の勉強も同じです。 まずは，情報を「大分類」する所から！ 次に中分類，小分類です。

#高校の日本史の勉強法 日本史も世界史も，とにかく 「【流れ】が大事」 これに尽きます。 まずは，該当範囲の通史を一周して 歴史の流れ 「おおまかな出来事のつながり」をつかむ…。 そのあとで，細部の用語を 覚えるようにしましょう！ 枝葉から入ってはダメです！

#高校の日本史の勉強法 英語や数学は 「一歩一歩，小さなレンガを下から積み上げる！」 という 「積み上げ式」がベストですよね しかし！ 日本史や世界史など 歴史の勉強の場合 これは【最悪の勉強法】です！！ 「一歩ずつ積み重ね」ようとすると 【縄文時代だけ詳しい】人になっちゃいます！