熊井啓監督の『ひかりごけ』を観ました。カニバリズムと人間の尊厳を混合させた、文芸映画です。船長を演じる三國連太郎がサイコパスでした。他のキャストも、生きるか死ぬかの瀬戸際で、迫力がありました。戦争下や民族という視点からも語れそうです。武田泰淳の原作もいつか読んでみたいです。 pic.twitter.com/TvPjIKym8p

#読了 目まいのする散歩/武田泰淳 「散歩」が一連のテーマとなっていて、奥さんの口述筆記によるもの。武田百合子ファンとしては『犬が星見た』の泰淳視点での文章が特に楽しく読んだ。野間文芸賞受賞の際の選評と、百合子さんの受賞の言葉も載っています。 #読書記録 #中公文庫 pic.twitter.com/bB405h6H7S

かつて松本健一は『三島由紀夫と司馬遼太郎』で〈インドに惹かれた三島と中国に惹かれる司馬〉という対比を行っていたけれど、この対比からの読みって三島と武田泰淳でも成立し得るかな…?

このあたり、日本との直接的な繋がりは弱い中央アジアの調査研究を通じて〈アジア-日本〉を問い考えようとした京大山岳部、今西学派の面々の著作を竹内好や武田泰淳と合わせて読んでいくのも良いかも知れず。

ただ武田泰淳、中国への思いが強すぎてか、日本文化を相対化するのに中国を基準とする定型を緊張感無く用いることも度々で、文化的な華夷秩序にはまる寸前の感も。こうした傾向を批評するために〈ユーラシア東方〉という地理的概念でてきたのかなあ、等とも思えてきて。　『私はもう中国を語らない』

武田泰淳×堀田善衛『私はもう中国を語らない』は題名に反して、中国の過去現在未来について熱く語られてくる対談本で。日中国交回復の余韻の中、泰淳が中国への想いを語りまくり。泰淳は〈理想論としては、三島(由紀夫)君のやったように、ぼくは中国のために死ねべき〉とまで語って、案外と浪漫主義な!

浦和宿古本いちで樋口隆康『ガンダーラの美神と仏たち　その源流と本質』(NHKブックス　昭和61年刊)と武田泰淳×堀田善衛『わたしはもう中国を語らない』(朝日新聞社　一九七三年刊)、深井智朗/訳・解説『ブルトマンとナチズム　「創造の秩序」と国家社会主義』(新教出版社　20位4年刊)を購入。

「新・東海道五十三次」武田百合子作品の番外編みたいな気持ちで読んだ。ユリ子さんが百合子さんそのままで登場して物語に見事なアクセント。現在の旅に過去の出来事を交えて語るその話が又おもしろくて良い！難しそうで手に取ったこともない武田泰淳作品、この語り口なら読めそうな気がするんだけど…

粟津則雄、武田泰淳論（『主題と構造―武田泰淳と戦後文学』）なども書いていたので卒論のときに入手して読んだ。今アマゾンで見たら値がかなり下がっていてがっくり。

神の道化師 椎名麟三は初読。戦後派の中でも年長でインテリ臭が全くなく、鉄道労働者の泥臭さがある。戦後派の座談会で武田泰淳はそれを「何か強いものが一貫してる。おれたちはまだ椎名さんに比べれば騙され方がたりない」と評している なるほど貧困をベースにしたどうにもならなさとユーモアがある pic.twitter.com/IsaBgTOTcl

返信先:@cyuyoその豪華？な常連客の中からえらんだのが武田泰淳ですよね。百合子さんの文才を開花させたのは、埴谷雄高と言われてます。

武田百合子『あの頃』に出てきた作家。 武田泰淳・椎名鱗三・梅崎春生・埴谷雄高・開高健・平野謙・辻邦生・吉行淳之介・原民喜・深沢七郎・島尾敏雄・大岡昇平・色川武大(阿佐田哲也)・村松友規・志賀直哉・正宗白鳥

ヒカリゴケと言えば～～～～～武田泰淳！

【文庫化】深沢七郎、金井久美子・美恵子、吉行淳之介、岸田今日子との対談を収録。特に深沢との対談「武田泰淳の存在」は、百合子の自由さ、彼女を前にした深沢のかわいさ、そこにいない泰淳の「暗い目つき」の存在感が際立ち、人間は面白いと思える必読の一章。『武田百合子対談集』（中公文庫） pic.twitter.com/HopREYne18

🔶4/22 #中公文庫　配信開始 『武田百合子対談集』#武田百合子 858円 🔶武田泰淳没後まもなく行われた深沢七郎との対談🔶吉行淳之介との対談、独り暮らしの日常を語る金井久美子・美恵子との対談、岸田今日子による『富士日記』についてのインタビューなど生前行われた武田百合子のすべての対談を収載 pic.twitter.com/GV7vPHii4i

武田百合子対談集 （中公文庫　た15-15） 武田百合子 武田泰淳没後まもなく行われた深沢七郎との長い対談。互いの若いころの思い出を語りあう吉行淳之介との対談、独り暮らしの日常を語る金井久美子・美恵子との対談、岸田今日子による『富士日記』につ… 4/22 本日発売 amzn.to/4aLeGv6

4/20 高田馬場 ときわ座 劇団 #フム #健脚 を観る。ゲーテか ベケットか 或は 武田泰淳か。凄い芝居だった。 早稲田松竹 向かい 喫茶エスペラントは無かった。 何十年ぶりの地下鉄早稲田近くの喫茶オリエントも無かった。文学部キャンパス 学生会館で学生サークル #せいれん ミュージカル叫喚を観る。 pic.twitter.com/3eHo1T2JGl

カヌー犬ブックス4/21更新① 「日本の名随筆5　陶」－白洲正子編－ 近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成した全200巻におよぶ随筆アンソロジーから「陶」をテーマにした巻。大佛次郎、柳宗悦、武田泰淳、岡本太郎、青柳瑞穂、小林秀雄、青山二郎、白洲正子‥‥など →canoe-ken.com/cgi-bin/books/… pic.twitter.com/TDHRh8lXPB

『堀田善衞とドストエフスキー』 川越読書旅団氏「堀田先生とドフトエスキーの類似性、相似性を芥川、武田泰淳、小林秀雄、他を通じ分析・解説。同時に堀田先生の思想や歩みを掘り下げる。」（読書メーター・レビュー）

返信先:@HONLOVE13ふふふ。蛸本、新たに仕入れなくては！🐙 武田泰淳。どストライクな一冊でした☺️武田百合子の書物も読みたくなってしまうほどに。📚本📚さんのZINEを手にするため、またそちらへも伺います！ 仕事は来週がピークです。まだいくつか原稿を抱えてまして…頑張ります！ お返事ありがとうございました☺️

なんと！📚本📚さんだったのですね。 蛸本まで…とても嬉しいです！ 先日、📚本📚さんから受け取った武田泰淳の『目まいのする散歩』は最高でした。ありがとうございました。書物を通じたご縁に改めて感謝。魅力ある棚だと思ってもらえるように早々に補充に行かねば！！ #PASSAGE #カスターリエンの森

あと武田泰淳は嫌い。なんで大作家扱いされてるのかよくわからない。あの人の功績は百合子を嫁にして文章書かせたことだろ

武田泰淳が死んだのは64歳のときか。肝臓がん。昼間から酒を呑んでいたのか。ほう。武田百合子と深沢七郎の対談から。

今一番欲しい小説は武田泰淳著書の『ひかりごけ』

🔶4/22 #中公文庫　配信予定 『武田百合子対談集』#武田百合子 858円 🔶武田泰淳没後まもなく行われた深沢七郎との対談🔶吉行淳之介との対談、独り暮らしの日常を語る金井久美子・美恵子との対談、岸田今日子による『富士日記』についてのインタビューなど生前行われた武田百合子のすべての対談を収録 pic.twitter.com/0wm4AJYyKW

返信先:@MAMAAAAU武田泰淳もびっくり！なお、「美味しかった」とあの船長も言っていたらしい。

#あなたが一番怖ろしかった本 武田泰淳『ひかりごけ』 鈴木悦夫『幸せな家族　そしてその頃はやった唄』 どっちも小４の時に読んで心に深刻な傷を負った

武田泰淳もびっくり！なお、「美味しかった」とあの船長も言っていたらしい。

#あなたが一番怖ろしかった本 武田泰淳『ひかりごけ』。悪とはなにか、罪を罰することとはなにか、赦し得ぬものを赦すこととはなにか？ぞっとするほど怖いのに明確な救いがあるのは著者が明らかに歎異抄第三条を意識しているから。 pic.twitter.com/Y21n9jSeBs

返信先:@M16A_hayabusa純粋に面白くないからでしょう 私も三島の著作は何冊か読みましたが面白くなかったです 川端康成や武田泰淳などは面白いのだが...

何もしないゴジラいいなー。 武田泰淳はゴジラがけっきょく来ないゴジラ小説を書いてたはず（内容うろ覚え。 #utamaru

「肉スープに浮く油は丸いが、人肉スープに浮く油は片側が丸くない。人肉をたくさん喰つた者は目が黄色くなり、頭がいつもくらくらして地に沈みさうな感じになる」（明『水東日記』） 武田泰淳の『ひかりごけ』では、金緑色の光が背後に出るといふ記述がありましたが……いづれにせよ真偽不明。

#読了 武田泰淳の晩年作。著者の気ままな歩みは九段坂からモスクワまで。過去と今が重なる記憶の散歩道を興味深く辿った。電柱に貼られた三島由紀夫の顔写真のビラや貯金とカラマーゾフ家の関係性。川端康成の死はニヒリズムの証明か、否か。遠藤周作の愛と怒りに鬼姫（妻）百合子の豪傑エピソードも。 pic.twitter.com/hnoo7N8FqW

返信先:@asahi日本を単一民族国と偽ってきた日本政府は戦前大日本帝国の同化強行の体質を未だに隠し持っている。アイヌ民族、琉球民族は確固たる独自民族である。司法が同化を企んできたこの政府に阿る事は許されない。独自の文化を主張する権利があるのだ。 武田泰淳『森と湖のまつり』を参照するべきである

#読了 『マルクスその可能性の中心』柄谷行人 読者は著者の文章を読むと、独特の断定調の筆致にあたかも自分がその概念を考えたかのように思い、自分が賢いんじゃないかと錯覚しがちと誰かが発言していた記憶がある。 私はそう思わず、併録の武田泰淳論と漱石論は何とか読めたが表題作は難しかった。 pic.twitter.com/VkrgVSrM6o

武田泰淳はコーラ飲んで「いえーーい！」って言ってくれなそうだけど、梶井基次郎は言ってくれそう。

武田泰淳のひかりごけって読んだかどうか曖昧だな

岸田に贈ることば 「私」は無恥厚顔であり、何事もなしうる無感覚にめぐまれていた［武田泰淳「愛」のかたち1948］

返信先:@smcookieart優しいお言葉をありがとうございます！まだ本調子ではないですが、なんとか☺️ 武田泰淳の随筆。面白いですよね！武田百合子との日常のやり取りなんかも大変興味深いです。なんと！👀ジャック・ロンドン記念館に行かれたのですね。いいなぁ。Cookieさんも体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。