5年8月26日 ボクの抜け殻 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月25日 ハロウィン前夜 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

「打ち切り決定らしいっすよ」 寝転んで雑誌をぱらぱら。 最近の後輩は、若者は。 「本当強いな、お前」 沢山の人が行き交う街中で、俺たち二人は何年も行方不明になっていた。 「考えても仕方ないですって。少しズレた世界線なんて、誰が見つけられるんすか」 車が俺たちをすり抜けていく。 #Xnovel

5年8月24日 弟のツキノワグマ #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月23日 窓の向こうの煌めき #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月22日 同じ豆の違う夜 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

「図書室」#図書室 #140字小説 #140文字小説 #twnovel #xnovel

5年8月21日 霜降の蜜 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月20日 都心の海 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月19日 奇矯を渡る #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

「君が好きだと言ったから」 年々秋が短くなっていく。 夏が終わったらすぐに、寒い寒い冬がやってくる。 「化粧品、ブランド、お蕎麦屋さんにアイドルグループ。季節にまで影響するとはねえ」 彼女に好意を向けられて、残っているのはとうとう僕だけ。 #Xnovel

最近寒くなってきたので、出発前に猫バンバンを欠かさず行っている。 バンバン 出てきたのはいつもの白猫。 「またお前か……って、え」 白猫の後に続いて、出てくる出てくる得体の知れない不可思議生物百鬼夜行。 「……」 冬は誰だって寒いらしい。 バンバン、大事。 #Xnovel

5年8月18日 北欧コード #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

踏み込んだ容疑者の部屋には、様々なバールのようなものが山積みになっていた。 「やっぱりこいつが犯人で間違いないですね、ほら凶器がありましたよ」 部下の山里が、山の奥の奥にあった一本のバールのような物を掴み上げる。 迷わず、躊躇いなく、特徴が完全に一致したバールのような物を。 #Xnovel

凶器がバールなのかバールのようなものなのか。 そこが重要だったのに。 「被害者が人のようなものだった、だと」 「はい、更に」 現場も被害者の家のようなもので、目撃者も目撃者のようなもの、容疑者まで。 「あの、実は我々も」 無表情のまま私を見る部下。 部下、のような、もの。 #Xnovel

5年8月18日 はるか昔の守り神 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

#小説 #XnoveL [第一話はこちらから] x.com/Kaneko_daisuke… 【 神奏異聞録 ─恋する錬金術師③─ 】 　夜となれば宿には酒と演芸を求める界隈の者たちが集い、今宵は祭りかと思う賑わいに包まれる。… pic.x.com/QrdKM3vJYb

「冬の香り」#冬の香り #140字小説 #140文字小説 #twnovel #xnovel

5年8月16日 夕空の底の光 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月15日 誰も知らない山の夜 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月14日 暗い場所で光る石 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月13日 油断も隙もない匂い #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月12日 トリュフの溶ける音 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月11日 知らない花が咲く秋の日 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

5年8月10日 世界一のカフェ #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

#小説 #XnoveL 【神奏異聞録 ─恋する錬金術師 ①─】 x.com/Kaneko_daisuke…

#小説 #XnoveL ※ブックマーク推奨 【神奏異聞録 ─恋する錬金術師 ①─ 】 　海を渡り訪れた小さな島国。少し湿気を含んだ潮風が纏わりつく不快感はあるが、これまで旅をしてきた過酷な道中を思い出せば不快で済む程度の話だ。 　港には、漁師だろうか、半裸の男たちの威勢のいい声が響く。… pic.x.com/fWXmKfTgBU

#小説 #XnoveL ※ブックマーク推奨 【神奏異聞録 ─恋する錬金術師 ①─ 】 　海を渡り訪れた小さな島国。少し湿気を含んだ潮風が纏わりつく不快感はあるが、これまで旅をしてきた過酷な道中を思い出せば不快で済む程度の話だ。 　港には、漁師だろうか、半裸の男たちの威勢がいい声が響く。… pic.x.com/dMJCTcpE6P

5年8月9日 バランス #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

ご主人様の魔法が跳ねた途端、小さな一片の骨が人間へと戻ってしまった。 とんでもない奇跡。 神の御業を、この人は独学で。 「……駄目だ。指の先の掠り傷が治ってない」 蘇生した人間の指先を確認して、大きなため息。 とんでもない奇跡なのに、この人は。 #Xnovel

「空が泣く前は出歩いちゃダメよ。危ないじゃない」 緑色の不気味な顔からヌラヌラした舌が伸びてくる寸前、鮮やかな長い緑がジョージを連れ去っていく。 「……ごめん。でもデートの食事代が浮いて良かったよ」 緑色の無駄に長い足を動かし、僕は彼女の頭に跳んだ。 #Xnovel

「貴女が欲しい」 「100愛になります」 彼女は小さい風船を沢山持っていた。 白青緑、カラフルで小さい風船を持っていた。 「……」 僕が持っているのは大きくて真っ赤な風船だけ。 たった一つだけ。 「100愛に」 風船の紐をギュウと握り締め、僕はため息をついた。 #Xnovel

「地獄も良いところでしょう？」 金髪の癖っ毛少年が、人懐こい笑顔を見せる。 「生前の世界と何もかも一緒ですし」 風景街並み生活習慣、確かに何も変わらな 「赤」 おもむろに赤い紐を切る少年。 青を切って皆を爆死させたので、赤を見たら全て切る罰を受けているらしい。 #Xnovel

森の小道にビー玉が落ちていた。 見た事のない、不思議な色合いだった。 少し先に、違う色のビー玉。 もう少し先にも、その向こうにも。 「流行り物の玩具より効果があるそうですよ」 誰かの声にハッとした。 道の先の、先の向こうの茂みの中。 こちらを見ながら笑う何かが、何かが居て。 #Xnovel

5年8月8日 スノードームの時間 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

その村には沢山の古びた祠があった。 「お、お前……祠を……」 「いや、そこはあまり動揺を見せない方が」 「私はそっちのタイプも好きだけどな」 不自然なくらい沢山並んだ祠と、祠を見守る癖の強い人々と。 #Xnovel

5年8月7日 蛍の棲む川 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

この村では【祠の近くにいる間、笑い続けなくてはならない】らしい。 絶対に守らなければならないルール。 絶対に破ってはいけない決まり。 「はははっ、なあ」 「ひひひ、言うな、怖くなる」 「ふふ、ヤバ過ぎ」 「へへへ」 逃げても逃げても祠が後ろからついてくるなんて聞いてない。 #Xnovel

爺ちゃんは散歩の帰りに祠を拾って来る。 何度注意しても、何度文句を言っても。 「頭がおかしいんだ。頭が」 自室の扉を勢いよく閉める。 僕の祠を撫でて、僕の神様に愚痴をこぼす。 #Xnovel