「君を守ろうとする猫の話」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #夏川草介 B面 本書は「本を守ろうとする猫の話」(2017)の5年ぶりの続編。ストーリー上は10年の月日がたっており、ある人物の登場に思わずうるうる。 たくさんの本、本からの引用、更には登場人物までが出てくる、本好きのための本。 pic.twitter.com/xHXgSMHj8I

「君を守ろうとする猫の話」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #夏川草介 C面 著者は「神様のカルテ」(本屋大賞2位、映画化2回TVドラマ化1回)でデビューした現役の医師。近著「スピノザの診察室」も本屋大賞4位。 偏屈な民俗学准教授古屋のうんちくが大好きなので、「始まりの木」の続編も期待してよう。 pic.twitter.com/cDk2L8c6Aa

「君を守ろうとする猫の話」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #夏川草介 気管支喘息で無理できない中学2年生のナナミは、本の力を信じ、図書館から消えていく本を虎猫のトラと共に取り戻そうとする。 最後にナナミは、今まで誰もしたことがない、全く予想も付かなかった事を行う。心のため、本のため。 pic.twitter.com/cwlMcxAby7

「カムイチカプ ～神々の物語～」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #藤村久和 文 #手島圭三郎 絵 北海道に住むシマフクロウの姿をした巨大な神、カムイチカプが、アイヌから神とされるシャチたちをなぜ守るようになったか、迫力あるカラー版画と共に語られていく。 「カムイ・ユーカラの世界」の第1巻。 pic.twitter.com/vGm6IPHoGR

「ヒポクラテスの悲嘆」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #中山七里 埼玉県で、挫折し何十年も引きこもっていた人の死亡が続く。その一つ一つに真琴と古手川は真摯に関わっていく。どんどん辛くなっていく案件。そして最後に明らかになる意外な関連性！ よりもラストの古手川のセリフに爆笑した。 pic.twitter.com/dke0fP3UpV

「ヴィンダウス・エンジン」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #十三不塔 B面 ヴィンダウス症の寛解が意味するもの、それはあまりにも予想外だった。そこから次々と提示されていく奇想の概念、更に視覚的イメージ(特に〈泰阿〉の空戦シーン)に唖然とし続けるしかなかった。 pic.twitter.com/IGWYp0p0Fa

#いつかの約束1945 #NetGalleyJP #山本悦子 #読了 #寝読部 #フラン君読了 9歳のゆきなとみくは、体はおばあさんなのに心は同い年のすずと出会い、本当のすずを探し始める。 悲惨だった戦争体験を伝えるだけではなく、そこからの復興を目指した人々の希望を伝えてくれる物語。 pic.twitter.com/g1dbpme7Xn

#こそあどの森のないしょの時間 #NetGalleyJP #岡田淳 作・絵 #読了 #寝読部 #フラン君読了 こそあど森に住む素敵な人たちの、はっとさせる、うなづいてしまう、ほほえんでしまう、ほっとさせる、幻のような、各物語。 いつか住んでみたいこの森での、それぞれの胸にしまっておく内緒の物語。 pic.twitter.com/HyXOrMmE1g

「TOKIMAKE」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #じゅりあ #実石沙枝子 #菅浩江 ほか 10人の作家によるコスメ&メイクの小説+ショートコミックの同人誌。この縛りでこれほどの多様性。その発想と切り込みを堪能。また「『誰に見しょとて』自己解説」には唸るばかり。 皆様、本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/WuKk9uRtUs

「射手座の香る夏」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #松樹凛 引き込まれる題名から始まる4つの物語。危うい現実感の中で、魂/意識が様々な面から問われていく。そして、不確かで苦味あるエンディング。だからこそ、読む者にその先を問いかけてくる。そんな、煌めく短編が連なったデビュー作。 pic.twitter.com/5pe1ymh2Qx

#小学校低学年向け #NetGalleyJP #ささきみお 作・絵 #読了 #寝読部 #フラン君読了 大好きなおばあちゃんに｢嫌い｣といってしまったはなちゃん。本当はそうじゃないのに、｢ごめんね｣がどうしても出てこない。そうしたら…… だれにも経験がある事を、優しい視線と柔らかな絵で描き出していく。 pic.twitter.com/r6TLXFglvG

#プロジェクトモリアーティ1 #NetGalleyJP #斜線堂有紀 #読了 #寝読部 #フラン君読了 中学生の杜屋は助手の特殊能力者尊と共に、｢現代のモリアーティ｣の異名の通り〈手段〉を選ばす〈正義〉を目指す。2人の初仕事は悪徳学習塾を潰す事。でも中学生ができるのか？ 杜屋の比類なき頭脳戦が始まった。 pic.twitter.com/DTPcvB2J8D

「木のすきなケイトさん」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #H・ジョゼフ・ホプキンズ 文 #ジル・マケルマリー 絵 B面 キャサリン・オリヴィア・セションズ(ケイトは呼び名)は実在し、1881年に女性で初のカリフォルニア大学を卒業し科学者になった人物。 これは、彼女の信念と生き様を描いた実話絵本。 pic.twitter.com/v1Ft1L3inF

「木のすきなケイトさん」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #H・ジョゼフ・ホプキンズ 文 #ジル・マケルマリー 絵 幼いころから森が好きなケイトは、カリフォルニア大学を卒業して科学者となり、生涯をかけて砂漠の町サンディエゴを森の町へと変えた。 後半は半分泣きながら読んでしまった絵本。 pic.twitter.com/cRAfpAl52k

「博士はオカルトを信じない」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #東川篤哉 B面 東川篤哉先生は「謎解きはディナーのあとで」(第8回本屋大賞受賞)シリーズ、魔法で事件を解決する「魔法使いマリィ」シリーズなどのユーモア系ミステリの名手で、本書が新作。 また本格ミステリ作家クラブの会長でもある。 pic.twitter.com/g5TCWZEkpL

「博士はオカルトを信じない」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #東川篤哉 父が探偵のオカルト好き中学生晴人と「ひらめき研究所」の天才(自称)ヒカル博士。2人は幽霊や幽体離脱などの超常現象による事件に挑む。 読むと染まっていく中毒性のある脱力系会話。その先に真相は見えてくるのか？ pic.twitter.com/mClEvbtBsP

「領怪神犯 3」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #木古おうみ 鍵となる重要な記憶を失った宮木は、「特別調査班」のメンバーや祖父らの、誰を信じればいいのか？ 20年前からの因縁は、様々な人と神を巻き込んでどのような決着をつけることになるのか？ 最終決着の第3巻。 pic.twitter.com/WHYpUygCP1

「いっしょだよ」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #小寺卓矢 写真・文 北海道などで自然の写真を撮る小寺卓矢先生の写真絵本。 カラマツの新芽、キノコなどが光を纏いながら浮かび上がる。でも、種名などは一切出てこない。「いっしょ」をテーマにした詩が並ぶ。 いつか、こんな写真絵本を創りたいな。 pic.twitter.com/CL428Kl6Tc

#アザラシのアニュー #NetGalleyJP #あずみ虫 #読了 #寝読部 #フラン君読了 可愛いタテゴトアザラシのアニューの成長に寄り添っていくことで、読み手の心を豊かにしていく。それと共に、これからの地球の在り方を考えさせるきっかけとなる、そんな未来にむけての絵本。 pic.twitter.com/zGjg7MscWz

「知能侵略」2 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #林譲治 B面 今回はストーリー展開もさることながら、特にオビックについての登場人物達の考察、日本の現状を踏まえた対策に関する議論が興味深かった。 日本SF大賞の新トロフィーをデザインした Rey.Hori (@reyhori )先生の装画もカッコいい。 pic.twitter.com/KvMQEr4ycl

「知能侵略」2 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #林譲治 チューバーに続きミリマシンの出現。実験艦〈からつ〉の大出力レーザーを皮切りにオビックへの攻撃が始まり、オビックからの侵略も再開される。違和感が付きまとう攻防戦。 〈知能侵略〉の意味はまだ定かではない。7月の第3巻を待つしかない。 pic.twitter.com/yeTjxTBXx2

#ヒツジ飼いの兄妹１ #NetGalleyJP #MiyakoMiiya #読了 #寝読部 #フラン君読了 山奥で暮らすヒツジ飼い、小柄な兄のウルと、真っ黒な巨躯だが優しい人狼の妹ユーフ。2人と出会う人々は、やり取りの中で温かい何かを受け取り心の重荷をそっと降ろす。 兄妹のこれからに何が待つのか見守っていきたい。 pic.twitter.com/Uzbfy5Oeoi

「ゆうずどの結末」 #読了 #フラン君読了 #滝川さり 「ゆうずど」(角川ホラー文庫1999)を読んだ人が呪われ死んでいく連作短編集。勝手に読み進めていく〈黒い栞〉が怖い。 「殺すためにゆうずどを読ませる」と言う人の怨念を扱った作品には特に恐怖を覚えた。更にラストが………… pic.twitter.com/MZvPUmy0Bf

#ちいさなしまのとりのおはなし #NetGalleyJP #なるかわしんご #読了 #寝読部 #フラン君読了 小笠原諸島だけに住む絶滅危惧IA類のオガサワラカワラヒワ。 解説などは前書きと後書きの最小限として、その生きる様、他の生き物との関わり、命が続いていく様子を優しい眼差しで描き出していく絵本。 pic.twitter.com/RIFSLEhH0E

#鳥と港 #NetGalleyJP #佐原ひかり #読了 #寝読部 #フラン君読了 会社を退職したみなとは飛鳥と文通屋「鳥と港」を始める。SNSの時代に手書きの文通は心の癒やしとなる。しかし〈楽しみ〉が〈ビジネス〉となった２人の間に軋轢が。 個性的で繊細な２人が迷いつつも歩もうとする姿を見守ってほしい。 pic.twitter.com/jn6Wdwr3O8

「ともだちってだれのこと？」 #読了 #フラン君読了 #岩瀬成子 作 #中沢美帆 絵 〈ともだち〉ってなんだろう？ テンをともだちと思っていたネズミは不安になって泣いてしまう。でも、意を決してテンを探し始め獣たちとやり取りしていく。 誰も気持ちが揺らぐ時はある。そんな時に読んで欲しい絵本。 pic.twitter.com/RwRRiUzbg6

「シェーラひめのぼうけん1 魔神の指輪」 #読了 #フラン君読了 #村山早紀 B面 昨年は村山先生の児童文学「風の丘のルルー」シリーズ全7巻を毎月1冊ずつ読んできた。 今年度もやっと落ち着いてきたので、今度は「シェーラひめのぼうけん」シリーズ全10巻を毎月１冊は読んでいく予定。 pic.twitter.com/MoFBtJDnd0

「シェーラひめのぼうけん1 魔神の指輪」 #読了 #フラン君読了 #村山早紀 元気な王女12歳のシェーラ姫は、魔法使いファリード、魔神ライラらと共に、石にされた母国シェーラザードの民を救うため、伝説の魔法の杖を探す旅に出る。 童心社フォア文庫版(1997)の後に出た同社のハードカバー版(2002) pic.twitter.com/tE0xH7TsXt

「怪談刑事」 #読了 #フラン君読了 #青柳碧人 B面 著者は2009年に数学少女vs数学テロの「浜村渚の計算ノート」シリーズでデビュー。その後「朧月市役所妖怪課」シリーズ」、『むかしむかしあるところに、死体がありました。』などの昔話シリーズ等と個性なミステリを発表していて、これが最新作。 pic.twitter.com/56qlIlcfj7

「怪談刑事」 #読了 #フラン君読了 #青柳碧人 警視庁から警察庁「第二種未解決事件整理係(呪われ係)」に配属され不満たらたらの只倉。だが事情が一変し、〈第二種〉は怪異など存在しないただの未解決事件と証明し、調査差し戻しにすると只倉は決意する。 〈彼の信念vs怪異による事件〉が開始された！ pic.twitter.com/Gq9YzRgUTg

#君の余命買い占めました #NetGalleyJP #青井青 #読了 #寝読部 #フラン君読了 〈命の長さを売り買いする時代〉あるいは〈ナンパしまくる車椅子に乗る30代男〉 奇想であるからこそ、よりくっきりと浮かび上がる人の内面。そうやって人の本質を鋭くえぐっていく、12個の物語。 pic.twitter.com/xzcg26qRC7

「ポーン・ロボット」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #森川成美 朝戸市で始まった連続行方不明事件。それは千人単位となっていく。両親を失った千明とその仲間は、1体でそれを行える〈ポーン・ロボット〉にどうやって対抗していくのか。 ハードSF系児童文学。 pic.twitter.com/sB7KhjCXFy

#おばあちゃんがヤバすぎる #NetGalleyJP #エンマ・カーリンスドッテル #読了 #寝読部 #フラン君読了 もと万能スパイのおばあちゃんと暮らすリスベット。彼女が学校に入学する前の最後の〈自由な夏〉の様子を通して、家族、個性、多様性を考えるきっかけをプレゼントしてくれる物語。 pic.twitter.com/oD9PcSmx2O

#沙を噛め肺魚 #NetGalleyJP #鯨井あめ #読了 #寝読部 #フラン君読了 沙で埋め尽くされ静かに終末へと向かう世界。だからこそ、人の意思から生まれる芸術に意味がある。人が在る意味を力強く残す。それが時を超えて繋がる様に涙。 最後へと向かうからこそ、より高らかに歌い上げられる人間賛歌。 pic.twitter.com/zZHxLk97OC

「スピノザの診療室」 #読了 #フラン君読了 #寝読部 #夏川草介 治すではなく治らぬ病に最後まで付き合う。マチ達の真摯な態度がにじみ出てくる。でもそれは患者にも医師にも辛いこと。そこに見えてくる等身大の人間像に共感した。 「宿命は変えられない。『だからこそ』努力は尊い」。正にスピノザ。 pic.twitter.com/NXV4lmI29z

「紙ひこうき、きみへ」 #読了 #フラン君読了 #野中柊 作 #木内達朗 絵 不思議なハサミで空を切り取って、それを折ってつくる紙ひこうき。思っている誰かに届く空の色の紙ひこうき。あなたは、それにどんなメッセージを書きますか？ シマリスのキリリの、そんな温かさが詰まった絵本。 pic.twitter.com/V0joVZ0X4f

「嘘吹きネットワーク」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #久米絵美里 B面 リアル感溢れる炎上の様子は鳥肌が立った。SNSでの繋がりとは何か、怒り(正義)が時には嘘を拡散する、などが挟み込まれる事で、〈メディアリテラシー〉の必要性を自ら再考する機会となった。 『カワウソの懐中電灯』に拍手。 pic.twitter.com/NrcMOjt3qF

「嘘吹きネットワーク」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #久米絵美里 6年1組のSNSが炎上し人間関係が崩れるのを、正義感の強い学級委員長の理子は必死で止めようとする。その理子が悪と決めつける相手は錯。フェイク画像の名人で嘘を見抜く力を持っていた。 先が見えない展開にのめり込むように読んだ。 pic.twitter.com/6Y4pCIIOXK

「真実の口」 #読了 #寝読部 #フラン君読了 #いとうみく B面 小学生低学年の細やかな思いを描く作品から問題意識を通して成長を促すYA小説まで、精力的な執筆活動を続ける尊敬するいとうみく先生。 その最新作である本書の帯に、レビューが採用されました。望外の幸せです。ありがとうございました。 pic.twitter.com/exRju7lFyb