【研がずに鍛冶を恨むな】 何もしないで不遇を嘆くなということ。切れない刃物を研いでみることもしないで、作った鍛冶屋を恨んではいけないということから。 …多くの場合本人には自覚がない。誰かが教えるなり背中を見せないと。 #辞書の旅

【遠きを知りて近きを知らず】淮南子 他人のことはよくわかるが、自分のこととなるとわからないということ。また、遠大なことについてはすぐれた意見をもっているが、身近なことはわからないということ。 …自分をわかろうとするのはちょっと怖いけどそれで楽になったり頑張れたりもする。 #辞書の旅

918【小説】 ｢君から解脱したい」 と束縛する女から男は離れた。 ＊ 解脱 げだつ vimokșa ; vimukti 梵語 意味 仏教用語。 束縛から離脱して自由になること。 現世の苦悩から解放されて絶対自由の境地に達すること。 また、到達されるべき究極の境地。 涅槃（ねはん）。 #辞書の旅 pic.twitter.com/ZaxU2WbG7v

新明解国語辞典と明鏡国語辞典と広辞苑の「悔しい」の語釈を混ぜ、そこにニーチェの超人思想を加えたら『悔しさの詩』ができました。 悔しさの詩 / 佐藤嘉洋のトロくさい講演会 in静岡 youtu.be/3TP6rqP9hjs #辞書の旅

917 下駄も尊い。 足を守ってくれる。 仏も卑しい。 悟りのために家族を捨てる。 ＊ 下駄も仏も同じ木のきれ げたも ほとけも おなじきのきれ 意味 （下駄も仏像も木製で）尊卑の別はあるが、その本は同一である。 #辞書の旅 pic.twitter.com/lKevgzL28z

916 今池の不味いラーメン屋に何度か行った。 同級生と深夜に出かけ「やっぱりまずかったなあ」と笑顔で別れた。 ＊ 下衆の誹り食い げすの そしりぐい 意味 品性の卑しい者は まずいとそしりながらも、多く食うという意。 #辞書の旅 pic.twitter.com/vetMtpjCz7

『荘子』にも同様の話がある。 …客観的な判断も必要だが、自らを奮い立たせて挑むこと、その経験もすごく大事だよなぁ。挑戦せねば。故事が面白いしわかりやすい。子どもに話してみよう。 #辞書の旅

【登竜門】後漢書 立身出世への難しい関門。大切な試験や審査などの関門。▷竜門=黄河の上流にある急流。鯉がこの急流を登ることができると、化して竜になるという伝説がある。 …現代では、気付かないだけで、たくさんの小さな登竜門があったりするのではないかな。 #辞書の旅

【道理百遍、義理一遍】 人の心を動かすには、物の道理を百回説いて聞かせるよりも、一度でも義理を尽くして相手を感動させるほうがよいということ。 …義理、情緒、心や想いを大切にしなくてはいけない。MVVに限らず、企画においても企業に眠る義理、想いも大切にせねば。 #辞書の旅

【塔は下から組め】 物事はまず基礎・土台をひっかり固めてからすべきであるというたとえ。高い塔を建てるには、強い土台が必要であるように、何事も基礎が大切であるという教え。 …今月は右ストレート練習中。教えてもらえるのはありがたい。自分では気づけなかった。 #辞書の旅

技量は十分にすぐれている。表座敷には上がれたが、奥の間にはまだ入ることができないというだけのこと）」と評して子路をかばい、門人たちの不見識に注意をうながした。 …とかく人は二元論的に考えがち。気をつけよう。故事が面白いなぁ〜 #辞書の旅

聞いたことを、またすぐ道ばたで人にしゃべる、すなわち自分の言動に責任を持たないことは、身につけるべきはずの徳を捨てるようなものである）」から。 …とはいえ案外すぐに人にうまくは話せない。理解して共感するから人に話せる。話すと自分の理解も深まることが多いけどな。 #辞書の旅

【灯台下暗し】 手近なことはかえってわからず、気がつかないものであるということ。燭台は周囲を明るく照らすが、その真下は影となって暗いことから。▷灯台=油の入った皿に芯を浸して火をともす昔の燭台。 …灯台とは燭台だったのか！あと大正デモクラシーはなんでカタカナ？と思ってた #辞書の旅

914 辞書には茶道の用語もほとんど載っており、お茶の知識も積み重なっていく。 ＊ 景色 けしき 意味 ①山水などのおもむき、ながめ。風景。けいしょく。 ②茶道具鑑賞上の見所。陶器の釉（うわぐすり）の色合い・なだれ・窯変（ようへん）などの趣。 #辞書の旅 pic.twitter.com/5c2SZFaH46

重なる利害を認めたり、よい影響を与え合うことは案外多い。すっかりそれを話したり聞く機会は減ってしまったからこれからは増やしていこう。 #辞書の旅

し合うようなことはない）」とある。君子と小人の差異をいった孔子のことば。 …正しく主体性を育むのは子供も部下も難しい。和して同ぜず、もっと考えよう。 #辞書の旅

【董狐の筆】春秋左氏伝 権威を恐れず真実の歴史を書くこと。▷董狐=中国、春秋時代、晋の史官。 …権威を恐れずに真実を伝える際には、口よりも筆のほうがよい。…と勇猛な上司を見て学ぶ。 #辞書の旅

【問い声よければいらえ声よい】 こちらの出方次第で相手の態度や気持ちはどうにでも変わるということ。問いかける声がよければ、相手の答え方も自然によくなるという意から。 …よい問いを立て、適切に伝える。どちらも難しい。けどできるようにならなければならない技術。 #辞書の旅

【天変地異】 天地の間に起こる、自然の災害や、変わった出来事。▷天変=天空に起こる変動。異常気象やそれに伴う災害。日食・隕石・彗星・暴風雨などをいう。地異=地上の異変。自身・津波・火山の噴火などをいう。 …適切におそれ、できる準備をするしかない。今日はとてもいい天気だなぁ #辞書の旅

908 幻想的な山を発見。 ＊ 鶏龍の山 けいろうのやま 意味 中国湖北（こほく）省通城（つうじょう）県の南にある山。 形が鳥籠（とりかご）に似、夜静かな時は鼓の音がするという伝説がある。 日本の詩文でも、この山の名を借りて山村の夜明けなどを描写した。 #辞書の旅 pic.twitter.com/zixPCAb73Q

907 これは頭の体操になる。 よし、例を考えてみよう！ ｢小さな巨乳」 ＊ 形容矛盾 けいようむじゅん contradictio in adject ラテン語 意味 〔論理学用語〕 ｢円い四角」「木製の鉄」など、名詞と矛盾する意味の形容を付すこと。 #辞書の旅 pic.twitter.com/mXmJ3fkV6U

はそれを引きずらないのかもしれない。天から始まる故事ことわざは面白いものが多い。今日は天気もいいし、久々にゆっくり天を眺めよう。 #辞書の旅

想像力、感受性、それらをフル活用できる心身の健全性・健康も持っていたい。 #辞書の旅

【天、二物を与えず】 人はそれぞれ長所と短所を持っており、よいところばかり揃った完璧な人などいないものだというたとえ。天は一人の人間に、他よりすぐれたものをいくつも授けないということから。 …価値観が多様な現代では、長所が短所にもなるという意だと個人的には解釈している。 #辞書の旅

【天に順う者は存し、天に逆らう者は滅ぶ】孟子 自然の道理に従う者は存続していけるが、これに逆らう者は滅亡してしまう。性善説に基づく王道政治を説いた孟子のことば。 …根本的な人の行動原則を理解しながら、環境や手法の変化を踏まえて考える。マーケティングにも言えること。 #辞書の旅

ことが多いので、人の運命をつかさどる天は果たして正しい存在なのかと憤った中国漢の歴史か司馬遷のことば。 …人生の長さって運なのだなぁという実感は、大切な人を亡くすことでしか実感できないかもしれない。だからこそ豊かな、幸せな時間こそが大事なのかなぁ。 #辞書の旅

【天地を動かし鬼神を感ぜしむ】詩経 詩歌というものは、天地を動かし、鬼神さえも感動させるほどの力を持つということ。▷鬼神=目に見えず超人的な力を持つ存在。霊的存在。 …機能だけを価値と捉えないと、古より伝わっている。面白い。 #辞書の旅

905 「たていと」と打つと「経」が。 ｢よこいと」と打つと「緯」が。 こんな読み方もあったのか。 中島みゆき『糸』の詩が思い浮かぶ。 ＊ 経文緯武 けいぶんいぶ 意味 文を経（たていと）とし、武を緯（よこいと）とする。 文武を兼ね備えること。 関連 文武両道 #辞書の旅 pic.twitter.com/O94PRZOVc4

902 トライアンドエラーを繰り返せば、効果はさらに上がる。 ＊ 継続は力なり けいぞくは ちからなり 意味 物事をやり続ければ後に実力となって目標に近づけることにいう。 #辞書の旅 pic.twitter.com/13v7u40yaB

【天真爛漫】方真斎法書賛 無邪気で明るいようす。純真な心で、自然のままの姿があふれ出ているさま。▷天真=生まれたままの純粋な性格。爛漫=ありのままに輝き現れるさま。 …キックボクシングジムにいるとき、多くの人が日々の中では稀有な「天真爛漫」な時間を過ごしているかもしれない #辞書の旅

言葉の一つ。”生まれ変わるなら？「また私だね」”だね。ケセラセラのこの歌詞も好き。 #辞書の旅

【天下は回り持ち】 天下を治める者はある一族に限られているわけではなく、次々に変わるものである。転じて、幸運はすべての人にめぐってくるものであるというたとえ。だれでも、金持ちや権力者になれる機会があるということ。 …そのほうが人生が輝くだろうな。次の幸運を楽しみにしよう #辞書の旅

897 警察権は、必要最小限でなければならなかった！ ＊ 警察比例の原則 けいさつひれいの げんそく 法律用語 意味 警察権の限界に関する原則の一つ。 警察権の発動は、その対象が社会に与える障害や危険の程度に比例した必要最小限のものでなければならないとするもの。 #辞書の旅 pic.twitter.com/LS0wz4OTXN

こそ、天衣無縫か。 #辞書の旅

いけないし、それを口に形にする人をちゃんと助けないとなと最近思う。そうしないと面白いもの・ことは生まれにくい。 #辞書の旅

【出る杭は打たれる】 すぐれて頭角を現す人は、人にねたまれたり憎まれたりしやすいことのたとえ。また、出すぎると、非難されるということ。一本だけ高い杭は、ほかの杭にそろうよう打ち込まれるということから。 …新しい異端こそじっくりニュートラルに考察するのがたぶんいいのだろう #辞書の旅

【手も足も出ない】 自分の能力を超えていてどうすることもできない。なすべき手段や方法がなく困り果てている状態。 …手も足も出なくとも、理想やビジョンを持てれば、関係が生まれ周りに頼ることもできるし、助けも得られる。 #辞書の旅 #新明解故事ことわざ辞典

【出船に船頭待たず】 好機がきたら、周りの事情などかまわず、すぐに事を始めなければいけないというたとえ。風待ちをしている帆船は、追い風が吹いたときは、そのとき船頭がいなくても待ってなどいられないという意から。 …とても大事。新たなことを始めるときは特に。 #辞書の旅

【手に汗を握る】投甕雑筆 危険なことや緊迫したことに遭遇して、はらはらしているようす。非常に緊張したり、興奮したりするさまをいう。 …自分は額から汗が吹き出るタイプ。大切な誰かと手に汗握る経験・体験っていいものだなぁ。 #辞書の旅 #新明解故事ことわざ辞典