の「あはれとも…」の歌は倉橋豊蔭という架空の男の詠んだ歌として物語の内に置かれている。 事実か創作か分からない設定なのだ。 「交野少将物語」は恐らく #源等 の娘の自裁事件を受けて #右近 か #清原元輔 か分からないが第三者が書いた物なのだろうが #藤原伊尹 は『一条摂政御集』で自分の物語

げた←と言う話で 私は #源等 の娘の自裁事件が下敷きになっているんじゃないかなと思う。 #藤原敦忠 とも付き合っていた事があるらしい #右近 が作者の最有力候補だと思っているが もしかしたら #清原元輔 も制作に関わっていたか話を読んで歌に詠み込んだのかもしれない。 「交野少将物語」は写本が

形見のために袖を引き絞り伝える←となる。 何を伝えるのかというと→" 末の松山波こさじとは " つまり形見のために袖を引き千切って " 末の松山…(約束を違えることはあり得ない)"←という言葉を書いて伝えたのに あなたは引き千切って破りましたね←とよんでいるわけ。 ここで思い起こすのは #右近

昨日は、#宝生定期公演 でした。 初番の「#右近」、登場したときから歩みに立ち姿が極めて美しいシテ #金森隆晋 サマにうっとり。 「#中之舞」では、お囃子が崩れ気味…にもかかわらず、隆晋サマの丁寧なしっとりとした舞に魅了されました。 能は一人では出来ない…と、改めて実感。 pic.twitter.com/YD85aYUJHh

今朝も「はやく起きた朝は…」でクスクス笑いながら穏やかなスタート🌟今日のお花で「右近桜🌸」って表示してた？いつも鬱金桜🌸と呼ぶので初めて聞いた👀 #はやく起きた朝は #鬱金 #右近 ? pic.twitter.com/uMmy1zxUrR

塩つけ麺withミニかつ丼😋 #食事処 #右近 #ラーメン #どんぶり pic.twitter.com/rhxrxoEcQq

妻の死を悼む歌と池に身投げした采女を哀れむ歌を配置して 事実を仄めかしているんじゃないだろうか。 歌集の配置は結構意味深なのだ。撰者の意図が表れている。 そういえば #右近 の父(兄)藤原李縄がモデルとされる「交野少将物語」も 訪れない恋人.交野少将に絶望した娘が淵に身投げする話だったと

と関係を持っていたようで #右近 の歌や『#大和物語』を読むと #藤原敦忠 が初めて付き合った女性との事を詠んだとは私にはどうしても思えない。 この「逢ひみての…」恋歌の影で右近のように 敦忠に顧みられない失意の女性がいる、そんな気がする。 現に #源等 の娘は敦忠との幼い1人息子を残して亡

気持ちや愛情、心づもりに比べると、以前は何事も思い悩まなかったし言ったことも内容も思い出さなかったなぁ) #藤原敦忠 にとって特別な ある女性と関係を持った時に 前から付き合っている別の女性との対照が際立って思い出されたのだろうか🤔と言ってしまうが 敦忠は次々と #右近 はじめ多数の女性

#百人一首 43 #藤原敦忠(時平の3男)の歌は『#拾遺和歌集』恋 収載 百人一首歌人の #右近 の恋人だったようで、後に別れたらしい #源等 の娘は敦忠の妻の1人で彼女との間には息子1人を授かっている。 👇 逢ひ見ての　後の心に　くらぶれば　昔は物も　思はざりけり (彼女と逢見て契り 関係を結んだ後の

貰った歌は あるのだろうか? #右近 はその歌を どうしたのだろうか? #源等 の贈った歌は女性のもとに あったはずだから 大切に保管されていたものが『#後撰和歌集』に収載されたのだろう。 等の妻の記録も歌も残っていないのだが きっと2人の関係は良好だった気がする。

人は #藤原敦忠 の妻の1人となり彼の息子を産んでいる。 敦忠は時平の3男で #右近 とも付き合っていて何やら固い約束をしたらしいのだが 右近が #醍醐天皇 の皇后.隠子の女房としての官職を離れて 実家に帰ってからは敦忠の訪問は無くなったという。 右近は敦忠に歌を贈っているが、そういえば敦忠から

大和の言葉だと思う。#右近 もそうだが言葉を発する人の真情として 受け止め信頼する素直で誠実な意思や感性が大和にはあるのだ。 相手を尊重して その言葉を大切に思っているからこそ 何事もなかったかのようにふるまう藤原実頼に驚きあきれるのだ。 大和は、実頼に妻子がいてもよい とまで思い詰めて

『新勅撰和歌集』恋歌に採られた #右近 の「逢ひみずば…」の歌 その次に採られているのは敦慶親王家に仕えていた大和という女性の歌 彼女は歌を贈るだけでなく、訪れない男性に自ら会いに行ってしまう ↑という話が『#大和物語』171段「くゆる思ひ」にある。 詞書は、藤原実頼(忠平の長男)が少将だっ

を重ねて空虚な感じを詠んでいる。切ない歌だ。 #右近 は " とふ=問ふ "=言葉に出して尋ねる事が毅然とできる人なんだが 明日香は言葉で問いかけ返答を求める事ができない " つれなき "=平然として←できる事が それぞれ違うのだ。 訪ねてほしい人に訪問されないのは2人とも同じなんだけどね。

待ち続けるしかない明日香は訪問されない受け身の立場で 言葉に出して #右近 のように問いかける事ができない この明日香の「三笠山…」の歌も男性に贈った←とは書かれていない。 明日香は " つらき=辛き "←と詠んで、男性が薄情で つれなく冷淡で思いやりが無いことを恨めしく心苦しさに耐えがたか

宮中の #右近 の部屋から出て来た男性を指す。 当然、右近と関係がある男性だと思われるが、この男性は明日香とも 付き合っていたのだろうか?右近は知らなかったが明日香は承知の上で 男性を待っていたという事だろうか 御所に来て右近の所には来ても明日香の所は訪れない男性 彼の帰って行く道の脇で

『新勅撰和歌集』恋歌に採られた #右近 の「逢ひみずば…」の歌は 相手の不実を対等の立場で糺す矜持が表れている。 その右近の歌の前は明日香という采女の歌なのだが対照的だ、詞書は 采女町で右近の部屋から退出する人を待っていたところ通り過ぎたけれども立ち寄らなかったので 👇 三笠山　きても

#右近 は身分よりも誠実な人間性、対等意識でもって他者を尊重する。 #醍醐天皇 と父(兄)藤原李縄との身分を越えた信頼関係を見ていたし 『#竹取物語』成立の経緯や関係歌人達の矜持や批判思考を 理解していたのかな、まるで #かぐや姫 のように自他を大切にする。 言葉を弄ぶ噓つきはクズでしかない。

わけで " はなたで=放たで "=手放さないで、外さないで、はがさないで←と " 玉 "=美しい宝石に比した誠実な美質.中身が 藤原師輔に今でもあるのなら手放して噓つきにならないで 固く約束した言葉を思い出して!とあくまで信じようとした。 #右近 は落胆して師輔を軽蔑したくなかったんだろうね。

#右近 と藤原師輔が関係を結ぶ中で交わした言葉を " 思ひ出でよ "=思い出して!←と字余りで命じている右近 違和感は承知の上で #醍醐天皇(45歳)の思いがけない死のショックによる 情緒不安定が まんま出ている正直な歌を師輔に送っている。 私は思うんだけど、右近は本当に誠実でまじめな人で師輔の言

が亡くなった翌年からで22歳頃、藤原師輔も敦忠が そうだったように #右近 が実家に帰ってからは彼女を訪れなくなったようだ。右近の歌 👇 逢ひみずば　契りし程に　思ひ出で　よそへつる玉を　身にも はなたで (逢い見ないので愛を誓い固く約束したことを思い出してください、寄り添う事にかこつけて

『#大和物語』83段「わが守る床」は #右近 と藤原師輔(忠平の次男)との関係を示唆する話 『新勅撰和歌集』恋歌には 右近が #醍醐天皇 の皇后.隠子に仕えていた時 実家に帰っているということで 九条右大臣(=師輔)が頭少将だった頃 贈った歌が採られている。 師輔が頭少将だったのは931~932年で醍醐天

『#大和物語』の #右近 の話は81~85段まで 86段「若菜」は藤原顕忠(時平の次男)と #平兼盛 の贈答歌の話が 一見そぐわない感じで置かれている。 男2人が正月頃、のどかに若菜摘みに行く相談をしているのだ が、85段「うつせ貝」の続きで関連しているなら納得だ 一緒に買春に行く相談←これしかないんじ

したら噂を流したのは藤原師氏ではないかもしれないが 師氏が こそこそと遊里に通っている事を、悪意ある誰かが揶揄して #右近 の所に通っていると出まかせを言ったのかもしれない。 交際を堂々と公表できず身請けもできないのは ほぼ遊びなのだ。 ウンザリして敵意を込めた言葉を投げつけたくなる。

せいぜい立てなさい!そう、嘘の噂を立てなければならない!のよね 一体なぜかしら?←と憐れんでいるかのようだ。 何で無関係の私(#右近)の名前を使うの?と怒りも込められている? 要するに藤原師氏は右近の所へ通っているという名目で 実際に通っている所を隠したい卑怯な臆病者だということだ。もしか

を立てなさい、君よ) 右近は勘が鋭いので噂の本質が分かってしまったんだね、事実無根は 分かりきっているので賢い #右近 は 否定の根拠=藤原師氏←本人に歌を贈ることで公にしたわけだ。 助動詞" べし "←は当然そうなるはずだと確信を持って想像する気持ち 右近は師氏に、あなたは名目(理由.口実)を

いる←などと世間で喧しく噂したけれど作り話だったので #右近 はピンと来たんだろう、藤原師氏 本人に この歌を詠んで贈った 👇 よし思へ　海人のひろはぬ　うつせ貝　むなしき名をば　立つべしや君 (まぁ いい😼恋い慕いなさい、漁師が拾わない うつせ貝=中身のない空っぽの貝 のような事実無根の噂

『#大和物語』81段からは #右近 と #藤原敦忠 や藤原師輔(忠平の次男)との逢瀬の話が続いている が結局 右近は結婚せず子供も産まなかったらしい。 その理由は男性不信で 彼らの軽薄で身勝手で不誠実な人間性を心底 軽蔑していたようだ。 85段「うつせ貝」では藤原師氏(忠平の4男)が右近の所に通って

#歌舞伎座「#四月大歌舞伎 昼の部」観劇 娘と桟敷席から観劇。 「#双蝶々曲輪日記 #引窓」#梅玉 #東蔵 #松緑 #扇雀 #松江 #亀蔵 ベテラン 「#七福神」#歌昇 #新悟 #隼人 #鷹之介 #虎之介 #右近 #萬太郎 若手 「#夏祭浪花鑑」#愛之助 #菊之助 #米吉 #歌六 #種之助 #巳之助 #橘三郎 等々 見応え大

情な態度は追い打ちをかけた。 #醍醐天皇(45歳)が亡くなったのは930年9月で #藤原敦忠 は24歳、#右近 も同じくらいだったと思われる。 右近にとって醍醐天皇は亡き父(兄)李縄の身分違いの友人のようなもの 後ろ盾であり恩人でもありショックは大きかっただろうに 敦忠は冷たかったのだ、死人みたいに。

仕える女房の仕事を辞めて実家にいるのは #百人一首 歌でもある「忘らるゝ…」の歌を #醍醐天皇 を念頭に置いて 皇后.藤原隠子の心情を代弁して #右近 が詠んだ事と #醍醐天皇(45歳)の病没を因縁として結び付けて気に病んだためと 勝手に思うのだが、その右近が辛い気持ちの時に 訪れない藤原敦忠の薄

" いにけん=往にけん=去にけん "←の " いぬ=往ぬ=去ぬ "←は どこかへ行ってしまう、去る←他に、死ぬ←という意味もある。 過去の #藤原敦忠 の態度や言葉、心は死んでしまったと同じなのだ ↑というような #右近 の絶望的な気持ち 冷めた諦めが表れているんだろう、私はこの時 #右近 が藤原隠子に

嘆くことで、加えて 願い、望み、希望すること 愛する、恋い慕う、大切に思うことでもある。 助動詞 " む "←は意志.希望を表し #藤原敦忠 は #右近 を心配し愛する!と意志を表明し 右近にもこうあってほしいと願い 未来に よいことを望み期待する=希望を表明したわけだったのだ。 その事実.言葉は

ので #右近 が贈った歌がこちら👇 忘れじと　頼めし人は　ありと聞く　いひし言の葉　いづち いにけむ (忘れないと言って頼みに思わせた人は存在すると聞く、言った言葉はどこへ行ってしまったのだろうか) また『#後撰和歌集』恋にも あの人の心が変わったので←という詞書でこの歌が採られている👇

『#大和物語』81段「過ぎし言の葉」には #右近 が #醍醐天皇 の皇后.藤原隠子に仕えていた頃 #藤原敦忠 が右近の所に通って来ていた←と記されている。 疑いなく未来を任せられると頼みに思わせる事=言葉などがあったのだが 右近が隠子に仕える事が途絶えて、実家に居る時には 敦忠は全く訪れなかった

の批判的な意図が分かっていただろう。 歌や言葉を意味もなく選び並べているわけではないということだ。 #藤原忠平 もそうだし #右近 もまた鋭い洞察力を持った批判思考の人で気概や矜持もある、恋に溺れたりしない。 忠平は右近の「唐衣…」の歌を見て 若いが侮れないなぁとおもったんじゃないかな。

たみたい。 #右近 の父(兄)藤原李縄は #伊勢 と交流があったので 右近も何か聞いていたのかもしれない。 また、この藤原時平の「唐土の…」歌の前後には 政治的に抹殺されたかもしれない平季長の息子.中興の歌が採られるなど 政治の裏側を知っているであろう #藤原忠平 には『#古今和歌集』撰者の編集

いますけど) 左大臣 #藤原忠平 の「思ひわび…」の恋を装った激励の歌に #右近 は 不倫の体裁で大丈夫、全て承知していますよと粋に返しているわけだ。 右近は若いけれど和歌にはつうじているんだね " 唐衣 "←の " 唐 "←と " 時 "←を詠み込んでいるのは 『#古今和歌集』誹諧歌にある藤原時平の「