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#解析力学_Hamilton形式編 42 Q. 物理量Xの時間変化を #ポアソン括弧 で表すと dX/dt = ∂X/∂t + {X, H} では #ハミルトニアン が時間に陽に依存しない場合 X=H を代入するとどうなる? A. dH/dt = ∂H/∂t + {H, H} ここで ∂H/∂t = 0 かつ {H, H} = 0 なので dH/dt = 0+0 = 0
#解析力学_Hamilton形式編 41 Q. #ポアソン括弧 の定義式は { f, g } = Σ_i (∂f/∂q_i・∂g/∂p_i - ∂g/∂q_i・∂f/∂p_i) では,ある物理量Xについて { X, X } を求めるとどうなるか? A. { X, X } = Σ_i ( ∂X/∂q_i・∂X/∂p_i - ∂X/∂q_i・∂X/∂p_i ) =0
#解析力学_Hamilton形式編 40 Q. 物理量が時間に陽に依存しない場合 ∂X/∂t=0より Ẋ={X, H} ↑ これが成立しないのって どういう例外的な状況? A. 例えば 速度1[m/s]で移動するロボットアームの先端に 粒子が固定されている場合 この粒子の位置qはtに陽に依存し q=q(t)=tで ∂q/∂t=1≠0
#解析力学_Hamilton形式編 39 Q. ある物理量Xの時間変化を #ポアソン括弧 で表すと dX/dt = ∂X/∂t + {X, H} では,物理量が時間に陽に依存しない場合 「#ハミルトニアン とポアソン括弧をとる」事は 何を意味する? A. ∂X/∂t=0 の時 dX/dt=Ẋ={X, H} つまり「時間微分」を意味する.
#解析力学_Hamilton形式編 38 Q. 前ツイまでの準備内容を踏まえ, ある物理量Xの時間変化を #ポアソン括弧 で表せ. A. dX/dt= ∂X/∂t+Σ_i ( (∂X/∂q_i) dq_i/dt+ (∂X/∂p_i) dp_i/dt ) = ∂X/∂t+Σ_i ( (∂X/∂q_i) (∂H/∂p_i)- (∂X/∂p_i) (∂H/∂q_i) ) = ∂X/∂t + {X,H}
#解析力学_Hamilton形式編 37 #ポアソン括弧 導入の前準備・その2 Q. 時間微分を ドットではなく dt を使った表記にして #ハミルトンの正準方程式 を書け. A. q̇_i = dq_i / dt = ∂H / ∂p_i ṗ_i = dp_i / dt =- ∂H / ∂q_i
#解析力学_Hamilton形式編 36 #ポアソン括弧 を導入することの 必要性を知るため 少し前準備しましょう. Q. 時間と #正準変数 に依存する物理量 X( t, q_1, …, q_n, p_1, …, p_n ) を全微分せよ. A. 全微分の定義より dX= (∂X/∂t) dt +Σ_i (∂X/∂q_i) dq_i +Σ_i (∂X/∂p_i) dp_i
#解析力学_Hamilton形式編 35 Q. 位置 x と運動量 p がある系で #ポアソン括弧 { x, x } と { p, p } を求めよ. A. { x, x } = (∂x/∂x)・(∂x/∂p)-(∂x/∂x)・(∂x/∂p) = 1・0-1・0 = 0 { p, p } = (∂p/∂x)・(∂p/∂p)-(∂p/∂x)・(∂p/∂p) = 0・1-0・1 = 0
#解析力学_Hamilton形式編 34 Q. 位置 x と運動量 p がある系で その #ポアソン括弧 { x, p } を求めよ. A. { x, p } = (∂x/∂x)・(∂p/∂p)-(∂p/∂x)・(∂x/∂p) = 1・1-0・0 = 1
#解析力学_Hamilton形式編 33 #ポアソン括弧 の覚え方 {f, g}=Σ_i (∂f/∂q_i・∂g/∂p_i-∂g/∂q_i・∂f/∂p_i) ∂f ∂g ∂g ∂f ──・── - ──・── ∂q_i ∂p_i ∂q_i ∂p_i 第2項は { } の中身にあるf,gを入れ換え負号を付与. 分母の変数q,pの順序は固定.
#解析力学_Hamilton形式編 32 Q. #ハミルトン力学 における #ポアソン括弧 {f, g} の定義を述べよ A. Poisson Bracket ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D… #正準共役 量 q_1, …, q_n p_1, …, p_n #相空間 上の関数 f(q, p) g(q, p) に対し {f,g}=Σ_i (∂f/∂q_i・∂g/∂p_i-∂g/∂q_i・∂f/∂p_i)
#解析力学_Hamilton形式編 30 Q. #正準変換 とは A. 正準変換(canonical transformation) ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3… #正準変数( q, p )を 新しい別の正準変数( Q(q,p,t,), P(q,p,t) )に 写す変数変換. (q, p) および (Q, P) は それぞれの #ハミルトニアン に対し #正準方程式 を満たす.
#解析力学_Hamilton形式編 28 Q. #ラグランジアン よりも #ハミルトニアン のほうが 有名な気がしてしまうのですが…why? A. #量子力学 の演算子導入部で ハミルトニアンを使って数式を記述しますし ハミルトニアン(全エネルギー)に比べ ラグランジアンの物理的意味を解釈しづらいためかと
#解析力学_Hamilton形式編 27 Q. #ラグランジュ形式 と比較して #ハミルトン形式 のメリット&デメリット A. デメリット: #オイラー・ラグランジュ方程式 と比べ #ハミルトンの正準方程式 は 変数も方程式も個数が2倍. メリット: #微分方程式 の階数が1階で済み #量子力学 へ移行もしやすい.
#解析力学_Hamilton形式編 26 Q. ①#オイラー・ラグランジュ方程式 ∂L/∂q-(d/dt)(∂L/∂q̇)=0 ②#ハミルトン方程式 ṗ=-∂H/∂q q̇= ∂H/∂p それぞれ何を求めるための物? A. ①Lを求めるのではなく q(t)を求めるための方程式. ②Hを求めるのではなく q(t)とp(t)を求めるための方程式.
#解析力学_Hamilton形式編 25 Q. ①#オイラー・ラグランジュ方程式: L(q,q̇)に対し ∂L/∂q-(d/dt)(∂L/∂q̇)=0 ②#ハミルトンの正準方程式: H(q,p)に対し ṗ=-∂H/∂q q̇= ∂H/∂p ↑ この2つで 「#微分方程式 の #階数」は異なる? A. ①q(t)に関し2階. ②q(t),p(t)に関しそれぞれ1階.
#解析力学 タグ一覧 ①#解析力学_Lagrange形式編 最小作用の原理 オイラー・ラグランジュ方程式 ②#解析力学_Hamilton形式編 ハミルトンの正準方程式 ポアソン括弧 ③#解析力学_保存量と対称性編 第一積分(保存量) ネーターの定理 リウヴィルの定理 ④ほか #解析力学の知識
#解析力学_Hamilton形式編 24 Q. ①#オイラー・ラグランジュ方程式 ∂L/∂q-(d/dt)(∂L/∂q̇)=0 ②#ハミルトンの正準方程式 ṗ=-∂H/∂q q̇= ∂H/∂p ↑ この2つは同じことを言っているの? A. どちらも #最小作用の原理 δS=0 と同じ意味. #作用 Sの変数として ①Lと ②Hのどちらで書くかの差.
#解析力学_Hamilton形式編 23 並べて比較 ▶#ラグランジュ形式 #ラグランジアン L(q,q̇)=T-V #オイラー・ラグランジュ方程式 ∂L/∂q-(d/dt)(∂L/∂q̇)=0 ▶#ハミルトン形式 #正準運動量 p=∂L/∂q̇ #ハミルトニアン H(q,p)=q̇p-L(q,q̇) #ハミルトンの正準方程式 ṗ=-∂H/∂q q̇= ∂H/∂p
#解析力学_Hamilton形式編 22 #ハミルトン形式 を整理: #正準運動量 p=∂L/∂q̇と #ハミルトニアン H(q,p)=q̇p-L(q,q̇) を定義すると, #作用 S=∫{t1→t2}Ldt および #最小作用の原理 δS=0の式は Lの代わりに Hの式となり, #ハミルトンの正準方程式 ṗ=-∂H/∂q q̇= ∂H/∂p が導出される.
#解析力学_Hamilton形式編 21 Q. #ハミルトン方程式 ṗ=-∂H/∂q q̇= ∂H/∂p に従う物理量が #相空間 内で描く軌道は 決して交差しない と言えるのはなぜか A. 軌道上の1点(q,p)を指定した時 ハミルトン方程式の左辺から その1点の時間変化の方向ベクトルが 相空間内でただ一通りに定まるため
#解析力学_Hamilton形式編 20 Q. H(q,p)の #ハミルトン方程式 ṗ=-∂H/∂q q̇= ∂H/∂p 階数は? A. H(q,p)はq,pの一階微分を含まない. 右辺の ∂/∂qと ∂/∂pは H内のq,pの時間微分の階数を上げない. 左辺はq,pの一階微分. ∴q,pのtによる一階微分を含み q,pに関し各々一階の連立微分方程式.
#解析力学_Hamilton形式編 19 Q. H(q,p)が満たす #ハミルトン方程式 ṗ=-∂H/∂q ① q̇= ∂H/∂p ② ↑ この式の①②右辺の ∂H/∂q と ∂H/∂p は 微分方程式の階数を上げない と言えるのはなぜ? A. Hをqやpで偏微分しても Hに含まれるq, pは 時間微分の階数が増えず q, pのまま.
#解析力学_Hamilton形式編 18 Q. H(q,p)が満たす #ハミルトン方程式 ṗ=-∂H/∂q ① q̇= ∂H/∂p ② は, Hではなくq,pに関する微分方程式. ①②の左辺にある時間微分のドット すなわち (d/dt) の部分は 微分方程式の階数を生む? A. 階数を生む. ①②の左辺はq,pに関し一階微分の量.
#解析力学_Hamilton形式編 17 Q. H(q,p)が満たす #ハミルトン方程式 ṗ=-∂H/∂q① q̇= ∂H/∂p② はHではなくq,pに関する微分方程式で 1)①左:tで全微分 2)①右:qで偏微分 3)②左:tで全微分 4)②右:pで偏微分 の4か所に微分がある. このうち 微分方程式の「階数」を上げるのはどれ? A. (1)と(3)
#解析力学_Hamilton形式編 16 Q. H(q,p)が満たす #ハミルトン方程式 ṗ=-∂H/∂q ① q̇= ∂H/∂p ② ↑ これって 「Hを求めるための微分方程式」じゃないの? A. H(=q̇p-L)はすでにわかっているとして H(q,p)をqとpで表記したものを①②に代入したら q(t),p(t) という時間軌跡が求まる.
#解析力学_Hamilton形式編 15 Q. H(q,p)が満たす #ハミルトン方程式 ṗ=-∂H/∂q q̇= ∂H/∂p ↑ 左辺は時間での一階微分 右辺はq,pでの一階の偏微分。 p,q,Hのどれも微分の階数は最大で一階だから ハミルトン方程式は1階の連立微分方程式? A. ちょっと違う. 階数を考える時にはHを残さない.
#解析力学_Hamilton形式編 14 #ハミルトン方程式 絵かき歌♪ 上から下へpとq 下から上へpとq p↓ q↑ q↓ p↑ マイナス付けて ドットして ṗ - q q̇ p デルエイチ デル デルエイチ デル ṗ -[∂H/∂]q q̇ [∂H/∂]p イコール結んで出来上がり! ṗ=-∂H/∂q q̇= ∂H/∂p
#解析力学_Hamilton形式編 13 Q. #最小作用の原理 から #ハミルトンの正準方程式 を導出 A. 計算は下記URL参照 ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80… #作用積分 Sは #ラグランジアン Lの時間積分. Lと #ハミルトニアン Hに #ルジャンドル変換 による変換関係があるので SをHで表せて Sの停留点を求める.
#解析力学_Hamilton形式編 12 Q. #ハミルトン方程式 とは A. ṗ = - ∂H / ∂q q̇ = ∂H / ∂p #ハミルトン力学 で, #正準変数 と #ハミルトニアン の偏微分の間の関係式. ṗ の式中のマイナスを忘れずに. 別名 #正準方程式(canonical equations). #ハミルトンの正準方程式.
#解析力学_Hamilton形式編 11 Q. 1次元調和振動子の運動は (p,x)の #相空間 内で楕円軌道. ↑ これは,時間tをあえて軸に取らない #ハミルトン形式 の特徴ですが そのメリットは? A. 運動全体の様子が 有限の描画範囲内に収まれば, 運動の「構造」を定性的に把握しやすい. ※「構造」が重要!
#解析力学_Hamilton形式編 10 Q. 1次元調和振動子の運動を… ① 時間tと位置xを軸に取って グラフ描画すると? ② 運動量pと位置xを軸に取って グラフ描画すると? A. ①サインカーブが無限に続く. グラフが無限の広がりを持つ. ②グラフは有限の領域内に, 楕円という形でおさまる.
#解析力学_Hamilton形式編 9 Q. 1次元調和振動子は #相空間 上でどんな軌道を描くか A. 粒子の位置を x 運動量を p とすると #位相空間 上の点は (x,p) で表される. #ハミルトニアン は H=(p^2)/2m+(kx^2)/2 なので エネルギーが一定の条件下で振動する場合 相空間上で描く軌跡は楕円.
#解析力学_Hamilton形式編 8 Q. 物理学で #相空間(#位相空間)とは A. phase space ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8D… 力学系の位置qと運動量pを 座標(直交軸)とする空間. 数学の位相空間(topological space)とは別物. #ハミルトン形式 では 物理量は #正準変数 q,pの関数で 相空間上で軌道を描く.
#解析力学_Hamilton形式編 7 Q. #正準変数 とは A. canonical variable ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3… #解析力学 の中でも, とくに #ハミルトン力学 において 物体の物理量を表す基本変数として用いられる 「位置と運動量の組」. #一般化座標 q #一般化運動量 p のペア.
#解析力学_Hamilton形式編 6 Q. #ハミルトニアン の定義式 H=q̇p-L を覚える #語呂合わせ A はみだしは急(きゅう)だけどピアノ弾(ひ)ける H= はみだしわ q̇ きゅうだけど(※キュードット) p ピアノ -L ひける(※引く・エル) 演奏会が延長し はみ出した時間で 急な依頼だがピアノ演奏.
#解析力学_Hamilton形式編 5 Q. #正準運動量 p = ∂L / ∂q̇ の式を覚えるための #語呂合わせ A. p = ∂L / ∂q̇ ピンチは出れるで!工藤! p= ピンチわ ∂L でれる(※デル・エル) ∂ で(※デル) q̇ くどー(※キュードット) ※服部がコナンに ピンチから脱出できるぞ!と励ます.